6 月 の 部 屋        (画像クリックで拡大します) 

【 凜 】

【 静  心 】

【 白  王 】

  牡  丹

 中国では花の王とも呼ばれている牡丹。豪華にして清楚、季語は夏のはずなのに寒牡丹として大寒の時期にも

私達を楽しませてくれるこの花は、まさに王者の風格です。

 風薫る季節に、今朝自宅の庭に咲いていたというのを持ってきてくれた人がいました。その気持ちが嬉しくて、背

中を押されたような感じでスケッチを始めました。難しいけれどバラと共通した描き方で描いてみたら、私なりの出

来栄えとなったので、ゴールデンウィーク後の最初の教室でお手本にすることにしました。

 でも、牡丹のようないわば豪奢な花は、普段はあまり描く対象として見ていないので、俳句の世界では、どんな

ふうに描写されているのか知りたくなって、歳時記を紐解いてみました。すると蕪村のこんな句に出会いました。

    牡丹散て  うちかさなりぬ  二三片

 高浜虚子の

    白牡丹と  いふといへども  紅ほのか

 なんていう句にも共感し、イメージをふくらませながら、白牡丹や緋牡丹を描いてみました。

【 青 空 の 彼 方 】

【 美 し き 5 月 】

【 想 い 出 】

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5月の部屋