杉村金物店
Sugimura



 
登録有形文化財 (平成10年10月9日登録)
宮崎県日南市油津1-6-12
建築年代/昭和7年(1932)
用途区分/商家(金物販売)
登録範囲/主屋・倉庫
公開状況/非公開(店舗として営業中)

藩政期における県南の中心地は伊東家51080石の城下町・飫肥であったが、藩の経済を支えた飫肥杉の積出湊として栄えた町が城下と河川で繋がる油津であった。当住宅は油津港の手前に拡がる旧市街地に所在する商家建築で、明治25年に創業し、主に船具や漁具を扱ったという老舗金物店である。木造三階建の主屋は外壁を銅板張りとし縦窓を配する特徴的な意匠で、町を縦貫する大通り沿いにあるためランドマーク的な存在となっている。主屋の西側には大正9年(1920)築の煉瓦造倉庫が附属する。


油津港に続く国道220号線に東面して建つランドマーク建築。
飫肥城下を流れる酒谷川が下流で広渡川と合流し、その河口部に形成された湊町である。
広渡川から堀川運河を開削して現在の町が形成された。



 

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