伊東伝左衛門家住宅
Itou Denzaemon
 


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日南市指定文化財 (昭和62年11月3日指定)
宮崎県日南市飫肥4-4-1
建築年代/安政3年(1856)推定
用途区分/武家(家老分家・150石)
公開状況/公開

重伝建地区に選定される城下町・飫肥に所在する上級武家住宅である。飫肥城の大手門から西に伸びる横馬場と田ノ上八幡宮から南へ伸びる八幡馬場が交差する北西角の要衝の地に石垣を2m程の高さにまで積み上げ堅固な風情を呈する屋敷が当住宅である。当家は家老を務めた伊東祐周の次男・伝左衛門が知行100石で分家したことに始まるというが、相応の階層の武家屋敷ながら入口に表門を構えた痕跡が無いなど不思議な点もある。また主屋についても至って簡素で小規模な建築である。


19世紀中頃の建築とされる。
茅葺であったものを桟瓦葺に改めている。
享保6年(1721)家老・伊東祐従の次男・祐充が分家。当初は100石であったが、のちに150石に加増。

 

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