澤井家住宅
Sawai



 
八代市指定文化財 (平成6年7月21日指定)
熊本県八代市西松江城町6-6
建築年代/慶応元年(1865)
用途区分/武家(用人・奉行)
指定範囲/主屋・長屋門・塀
公開状況/非公開

熊本藩の城代家老職を務めた松井家の居城・八代城址の西方150m程の市内中心部に所在する旧武家屋敷である。当家はそもそもは藩主細川家直参の武士であったが、松井家3代・寄之公との縁戚により江戸初期から松井家に仕えることとなり、用人・奉行などの要職を務めたという。東面する住宅は塗り壁を鼠漆喰で仕上げた武骨な長屋門を表に構え、僅かな前庭の背後に寄棟瓦葺平屋建ての主屋を配する。凹型平面の主屋は南側に奥座敷棟を突出させるが、武家住居としては珍しく2階建となっている。




一覧のページに戻る