多田家住宅
Tada



 
登録有形文化財 (平成14年6月25日登録)
大分県豊後大野市三重市場1308-1
建築年代/元治元年(1864)
用途区分/大庄屋
登録範囲/主屋・御成座敷・御成門・蔵
公開状況/非公開

臼杵と竹田を結ぶ国道502号線の中間位置にある旧三重町市場は日向国延岡への分岐点でもあり、藩政期には在町として賑わい、幕末には臼杵藩の代官所が置かれた土地である。町場の中心部には嘗ての繁栄を偲ばせる西宮神社が鎮座しており、その袂に市場組大庄屋職を務めた当住宅はひっそりと佇んでいる。屋敷は町を東西に貫く往還から少し奥まった位置にあり、通常の町家とは異なる宿場の本陣建築のような風情である。恐らく町場形成当初からの由緒正しい家柄であった故と推測される。


臼杵藩大野郡市場組の大庄屋。
御成座敷は明治期には郡役所として使用されたこともある。
三重市場には天保期には代官所が置かれるなど地域の中核町として発展。

 

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