能見家住宅



 
無指定・公開
大分県杵築市大字杵築字北台208-1
建築年代/江戸時代末期
用途区分/武家
残存建物/主屋・表門
公開状況/公開

杵築城下町の北台地区に建つ上級武家屋敷である。ちょうど藩校跡に建つ杵築小学校とは道路を挟んだ対面の位置に在り、嘗ては御用屋敷・楽寿亭があった場所でもあることから、城下屈指の一等地であったことは間違いない。「当家は5代藩主・親盈公の9男・幸之丞を初代とする」と案内看板に記載されているが、藩幹譜にその名の記載は無く、敢えて元服前の幼名を挙げる理由については何らかの事情があるのではないかと邪推してしまうが、藩主家の出身地「能見」の家名に相応しい屋敷構であることだけは間違いない。

【覚え書】
 ★敷地1440u、延床面積250u
 ★屋敷地は寛政大火以前は岡藤介(知行300石)の屋敷地。火災後は楽寿亭御用屋敷の菜園場。
  その後に能見氏の屋敷となる。
 ★能見氏の初代は、5代藩主親盈公の9男・幸之丞とされているが、幸之丞については不詳。要調査。
 ★平成20年より2年間に亘り、7000万を費やして改修工事を実施。
 

 

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