中根家住宅
Nakane



 
無指定・公開
大分県杵築市南杵築193-1
築年代/文久2年(1862)
用途区分/武家(家老隠居屋)
残存建物/主屋・長屋門
公開状況/公開
能見松平家32000石の城下町である杵築は町並に往時の風情を残すことも然りながら、海岸段丘の複雑な地形を上手く利用した町割りが実に魅力的な場所でもある。谷間を通貫する東西街道筋の両脇は町人地に充て、その南北の高台を武家地に割り振る配置にあって、当住宅は南側の高台、すなわち南台の傾斜地に所在する旧武家屋敷である。当家は能見松平家5代・重忠公が出羽国上山藩主であった時に召抱えられ、代々家老職を務めた家柄で、住宅は当家9代・源右衛門が幕末に隠居屋敷として造営したものである。内部の造作に武張ったところがなく、静かな余生を送ることを意識したような造作である。長屋門は慶応3年(1867)の建築。





 

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