可兒醤油
Kani soy brewery



 
登録有形文化財 (平成20年7月8日登録)
大分県臼杵市臼杵字本町218
建築年代/江戸末期
用途区分/商家(醤油醸造)
登録範囲/店舗兼主屋・西店舗
公開状況/店舗として営業中

店舗兼住宅、西店舗の2件が登録文化財。
店舗兼住宅  明治10年築、大正後期改修 6間半×5間半
西店舗 江戸末期築、大正後期改修 3間半×6間
本町商店街にあり、屋号は鑰屋(カギヤ)。慶長5年(1600)に創業。当初は呉服、酒、油を販売。
初代臼杵藩主・稲葉貞道の臼杵移封時の先遣隊として臼杵に入る。
藩政期には代々、本町十人頭、年寄役を務め、後期には年寄役筆頭の株年寄格となる。
明治維新後においても9代当主は臼杵商談会(現在の商工会)、臼杵銀行の開設を主導。
国鉄日豊線の誘致にも活躍した。
以前には現在の店舗の隣接地(商業施設サラーデ臼杵がある一帯)には当家の醤油醸造蔵が建ち並んでいた。
現在でもカニ醤油合資会社として「うすき味噌」、「カニ醤油」の醸造販売を行っておられる。

 

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