稲葉家住宅
Inaba



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登録有形文化財 (平成20年7月8日登録)
大分県臼杵市臼杵字祇園洲6-6
建築年代/明治35年(1902)
用途区分/武家(旧藩主別邸)
登録範囲/大書院・御居間・台所・土蔵・御門・外塀及び東門
公開状況/公開 【稲葉家下屋敷】

臼杵は稲葉家5万石の城下町であった土地で、現在でも町家のみならず武家屋敷までもが比較的良く残る趣深い場所である。臼杵の中心部に所在する当住宅は、廃藩置県後に東京へ居を移した旧藩主家が里帰りする際の宿泊施設として明治35年に整備された邸宅で、用途別に建てられた棟々を廊下で繋ぐ近代和風の大建築群は対面接客空間を重視した構成である。藩政期の御殿建築と異なり台所棟に広大な空間を割く様子は、藩主と客人との身分差が縮まり宴会を伴う接客がなされたことと関係しているのだろう。


 

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