後藤家住宅
Gotou



 
国指定重要文化財 (昭和50年6月23日指定)
大分県大分市荷尾杵1161
建築年代/江戸時代(18世紀後半)
用途区分/農家(庄屋)
指定範囲/主屋
公開状況/公開

静かな山間部の集落に所在する。最近には道路が整備され、ずいぶんと通い易くなった。周辺の雰囲気も変わりつつあり、苦労して訪ねたとしても、山間部の民家特有の神秘的な風情は微塵もなくなっているので、ご注意あれ。
当家は複雑な屋根形状が多い大分の山間部民家の中にあって珍しく直屋である。内部は天井や床に竹を多用し、地域色溢れる造りとなっている。表側以外の三方を土壁で完全に閉ざしているのは、県下で最も古い建築の表れであろうか。
規模こそ小さいものの、江戸時代には庄屋を務めたこともあるという家柄で、ゆったりと落ち着いてみれば、意匠の整った良い建物である。




 

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