古荘家住宅



 
宇佐市指定文化財 (平成17年3月23日指定)
大分県宇佐市安心院町龍王
建築年代/明治13年(1880)
用途区分/大庄屋・戸長
指定範囲/主屋
公開状況/非公開

宇佐市の南郊に位置する安心院町は、壁面や屋根の妻面に鏝絵を施した民家が集中していることで知られる。当住宅の二階戸袋にも子孫繁栄を象徴する朝顔の鏝絵が施され、白漆喰塗籠造の外壁に彩りを添えている。龍王集落は江戸時代初頭の短期間のみ能見松平家による龍王藩の居城が置かれた土地柄で、当住宅はその城下町に所在する大庄屋屋敷である。廃藩より300年以上の時が経過して町は農村化したにも関わらず、外観を町家形式とする不変性に驚いてしまうが、間取りは純然たる農家のものである。


 

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