岳中家住宅



 
無指定・公開
長崎県東彼杵郡東彼杵町彼杵宿郷 (移築)
旧所在地・長崎県東彼杵郡東彼杵町中岳郷
建築年代/明治中期
用途区分/農家
残存建物/主屋
公開状況/公開 (彼杵の荘歴史公園内)

諫早と佐世保の中間に位置する東彼杵町の歴史公園「彼杵の荘」に平成5年3月に移築された農家建築である。彼杵は長崎街道の宿場であるとともに長崎市北郊の時津港への舟行の湊町としても栄えた水陸交通の要衝地であるが、当住宅が所在した中岳郷は現在地より5km東方の山間部にあり、江戸初期に捕鯨業で財を成した深沢儀太夫家により新田開発された土地柄である。隣接する歴史民俗資料館が発行する冊子によれば、当家は米蔵や牛小屋など四棟の建物が並ぶ富農であったとのことである。



 

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