乗田家住宅



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鹿島市指定文化財 (平成17年10月7日指定)
佐賀県鹿島市古枝字寺角甲115
建築年代/江戸時代(19世紀初期)
用途区分/在郷武家
指定範囲/主屋
公開状況/公開

国の重伝建地区に選定される肥前鹿島の八本木宿内に所在する在郷武家住宅である。長崎街道の脇道である多良海道に面して造酒業を営む大規模町家を主体に構成される同地区であるが、街道脇の路地を奥に入った辺鄙とも云える場所に屋敷はある。その身分から考えて不思議を感じる位置である。しかし式台玄関を構え、整った座敷を備える造作は、さすがに武家住居の趣である。また養蚕のため2階天井を土壁で塗籠めるという特異な造作もあり、半農半士的な在郷武家の一面を垣間見ることもできる。

 

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