森鴎外旧居
Mori ohgai



 
北九州市指定史跡 (昭和49年指定)
福岡県北九州市小倉北区鍛冶町1-7-2
建築年代/明治29年(1896)
用途区分/軍医官舎
残存建物/主屋
公開状況/公開 

何故に呼称されるかは知らねども、文豪と冠される存在は、我が国では森鴎外を置いて他にない。その鴎外森林太郎の正職は帝国陸軍の軍医。当住宅は、彼が明治32年に第12師団の軍医部長に任命され、小倉赴任後、最初に住まいした居宅である。現在でこそ飲食店街のど真ん中に位置し、決して閑静と呼べる風情の場所ではないが、そもそもは小倉藩の武家屋敷地であった所で、鴎外自身も当住宅を「相応な屋敷」と評価している。瓦葺・平屋建の主屋は、正面に玄関を構え、畳敷の小部屋が多く、明治期の建物ながら武家住宅の様子。周囲の喧騒さえなければ、実に心地よい建物である。







 

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