勝屋酒造
Katsuya



 
登録有形文化財 (平成27年8月4日登録)
福岡県宗像市赤間4-957
建築年代/明治中期
用途区分/商家(酒造業)
登録範囲/店舗兼主屋・煙突
公開状況/公開

嘗て佐賀県唐津と北九州市小倉を結んだ唐津街道の宿場町・赤間に所在する造酒屋である。街道に東面して建つ主屋は平入のツシ2階建。軒下に吊るされた杉玉と醸造銘柄を示す「楢の露」の看板が趣を添えている。背後に建つ同時期建造の煉瓦造の煙突も印象的である。当家は寛政2年(1790)に初代・山本善市氏が「勝屋」を名乗り、近傍の城山麓で創業。当初の銘柄は「麓寿泉」だったそうである。明治6年の筑前槍一揆の際に蔵を打ち壊されたため、現在地に移転・再操業したという来歴を持つが、現在では「楢の露」が宗像大社の御用神酒にもなっているそうだ。

【文化庁報道発表】
唐津街道に面した造酒屋。重厚な趣の店舗兼主屋と高さ13mを測る煉瓦造の煙突が、歴史ある街道のランドマークとなる。
店舗兼主屋/明治中期
煙突/明治中期

 

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