伊佐家住宅 Isa |
登録有形文化財 (平成27年11月17日登録) 福岡県福岡市早良区高取1-1-20 建築年代/江戸末期 用途区分/商家(米穀・肥料商、建材販売業) 登録範囲/主屋・土蔵 公開状況/非公開 福岡市西郊繁華街・西新に所在する商家建築である。藩政時代の当地は唐津街道と三瀬街道の結節点に当たる交通の要衝で、現代では福岡の私大の雄・西南学院大学の門前商店街でもあるため洒落た飲食店が多く、最近では高層マンションが建ち並ぶ人気エリアとなっているが、当住宅が所在する一画だけは時間が止まったように嘗ての面影を留めている。主屋は江戸末期建築の店舗部と明治23年増築の座敷部から成り、背後に明治36年建築の土蔵が建つ。都市化が進む福岡市内にあって江戸期の大型町家建築は稀なる存在である。 【文化庁報道発表】 伊佐家は元問屋業などを営んだ。主屋は正面外壁を塗り込めた町家で、平面や軸部構成に商家の発展過程を示す。後方には中庭を介して土蔵が建ち、屋敷構えを引き立てる。 主屋/江戸末期・明治23年増築 土蔵/明治36年 |