出光家住宅
Idemitsu



登録有形文化財 (平成27年8月4日登録)
福岡県宗像市赤間4-888
建築年代/明治26年(1893)
用途区分/商家(藍商)
登録範囲/主屋
公開状況/非公開
当住宅が所在する赤間宿に所在する宗像市東部観光拠点「赤馬館」発行の季刊誌によれば、赤間は元は赤馬と呼ばれており、神武天皇が東征の際に此の地に立ち寄り、赤い馬に跨った先祖神と会ったことに由来するらしい。また七里三浦と呼ばれ、三里先の七ヶ所の浦から届く物資の集散地として江戸から明治にかけて唐津街道の宿場町として栄えたとのことでもある。
当住宅は赤間宿内にある商家建築で紺屋を生業としていたとのことであるが、当住宅の存在はむしろ民族系石油大手の出光興産の創業者・出光佐三氏の生家であることに拠るところが大きい。人間尊重、大家族主義、互譲精神を唱え、当時の資本家としては珍しく搾取一辺倒ではない紳士的な経営を行ったことでも知られる。



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