手嶋家住宅
Teshima



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高知市指定文化財 (平成8年3月1日指定)
高知県高知市大川筋2-2-15
建築年代/江戸末期
用途区分/武家(馬廻役250石)
指定範囲/主屋・長屋門
公開状況/公開

高知城址の北東、市内を横断する江ノ口川に面する大川筋に所在する旧武家屋敷である。当家は藩主・山内家が掛川城主であった頃より臣従し、藩政期には馬廻役を務めた上士の家柄であったという。屋敷南面に武者窓を配した厳しい長屋門を構え、これを潜ると大きな蘇鉄の植え込みの背後に大振りな千鳥破風の式台玄関を構える主屋が少し窮屈な様子で配されている。室内は部屋の仕切りに土壁が多用され、表と奥が厳然と区別されている。武家を意識して少し気張り過ぎの印象を受ける建物である。

手嶋家は慶長5年(1600)に知行200石で藩主・山内家に召し抱えられた家柄。
長屋門は安政2年(1855)の建築。
 

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