立川番所
Tajikawa-guard house



 
国指定重要文化財 (昭和49年2月5日指定)
高知県長岡郡大豊町立川下名28
建築年代/江戸時代(寛政年間・18世紀後半)
用途区分/番所
指定範囲/書院
公開状況/公開

愛媛県の川之江方面に抜ける県道5号線沿いの山間部に所在する旧番所建築である。県道は江戸期においては北山越と称された藩主の参勤交代路に当り、当建物は国境を監視する土佐三大番所の1つとされる。土地の豪農・川合家による建築と伝えられ、藩主を迎える本陣の役割も担ったため座敷周辺は上段を設え、格天井を張るなど格式高い造作となっている。明治期に番所制度が廃止されたのち、商人宿として利用された経緯もあり、居室部が除かれるなど下手側の改造著しく、書院のみが残る。


 

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