芳川顕正家住宅
Yoshikawa Akimasa



その他の写真

 
吉野川市指定文化財 (昭和58年12月15日指定)
徳島県吉野川市山川町川田1204
建築年代/文化6年(1809)
用途区分/医家・政治家
指定範囲/主屋・立木・宅地
公開状況/外観公開

芳川顕正は明治期の政治家である。内務・司法・逓信・文部の各大臣を歴任するとともに伯爵位を叙爵し枢密院副議長をも務めた。天保12年(1841)に代々医業を営む原田家の四男として生まれた彼は徳島城下に出て漢学・医学を修め、藩費で長崎留学した際に伊藤博文ら長州閥の知遇を得たことで出世街道を驀進する。屋敷は国道192号線と吉野川に挟まれた田園地帯に在り、榎木に覆われた平坦地に約20坪程の小規模な主屋が建つ。正面の庇を葺き伸ばして玄関を構える点は医家としての格式故であろう。




 

一覧のページに戻る