折目家住宅
Orime



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登録有形文化財 (平成18年3月27日登録)
徳島県美馬郡つるぎ町貞光字町83-2
建築年代/明和9年(1772)・明治4年(1871)再建説あり。
用途区分/商家(酒造業)
登録範囲/主屋
公開状況/公開

讃岐琴平の金比羅宮と阿波の名峰・剣山を結ぶ国道438号線の中間位置にある貞光は吉野川南岸の在郷町で、脇町や池田町の富裕な町家に見られる袖卯建が此処では二段構になる事は知る人ぞ知るである。町の中央部に位置する当家は代々酒造業を営み、江戸末期には小高取格の郷士に取り立てられる程の豪商であった。実際、明治期の阿波国長者番付には行司役に位置づけられていることから、財力のみならず相応の由緒と家格を有していたと思われる。当然ながら主屋には二層卯建が上がっている。

織本屋と称して酒造業を営む。貞光町随一の富豪であった。

 

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