近藤家住宅
Kondou



 
登録有形文化財 (平成23年1月26日登録)
徳島県鳴門市大麻町板東字北条86-1
建築年代/明治中期
用途区分/商家
登録範囲/主屋
公開状況/非公開

最近では海外からの観光客にも人気の四国88ヶ所の巡礼路は鳴門市東郊に所在する1番札所・霊山寺から始まる。当住宅は、その札所の玄関口となるJR高徳線の板東駅前に所在する商家建築である。旧撫養街道と霊山寺参道が交差する角地に建ち、商売をする上で頗る恵まれた立地条件にあると推察されるが、それは嘗てのお話。車社会の現代においては公共交通機関を用いる人も疎らで駅前は閑散としている。本瓦葺入母屋屋根に、軒裏まで漆喰で塗り込める重厚な外観を呈しているが、仕舞屋と化した今では、少し寂しげな様子である。

【覚書】
1番札所霊山寺参道と撫養街道が交差する角に建つ商家建築。間口12m×奥行8.1m


 

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