原田家住宅
Harada



 
登録有形文化財 (平成12年4月28日登録)
徳島県徳島市かちどき橋3-43
建築年代/江戸後期(明治15年移築)
用途区分/武家
登録範囲/主屋
公開状況/非公開

徳島市の南東郊外、県庁への玄関口であるJR阿波富田駅近くに所在する旧武家屋敷である。明治初期に名東県大属という高級官吏の職にあり、阿波藩の財産管理を行っていた原田一平氏が元藩主の蜂須賀茂韶候から譲り受けたという来歴を持つ建物で、徳島城下から約10年をかけて移築したとのこと。戦災で壊滅的な被害を受けた徳島城下には、武家屋敷は殆ど残されておらず貴重な存在である。住宅は上級武士の邸宅から移築したと伝えられているが詳細は不明。桁行8間、奥行6間の大規模な建物で、外観や間取りの特異な様子は、こうした逸話を裏付けるものである。




【参考文献】
阿波の民俗3/徳島市民双書 

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