安井家住宅
Yasui



廿日市市指定文化財 (昭和51年11月16日指定)
広島県廿日市市浅原1426
建築年代/文化年間(1804-1818)
用途区分/農家(本百姓・庄屋)
指定範囲/主屋
公開状況/非公開

旧佐伯町域の浅原集落に所在する農家建築である。大竹から吉和へ抜ける国道186号線沿いの段丘状に石垣を築いて造成した高台に、屋敷林を背後に控えて重厚感溢れる主屋が鎮座する姿は余りに美しい。江戸中期の明和年間に没した方を初代とするので家の歴史は決して古くはないものの、幕末には庄屋職を拝命する程の存在になっていたとのことである。東面する主屋以外にも北に納屋、南に土蔵と離れ等の建物群が残されているが、江戸期の農家建築の理想とした姿がここにある思いである。




 

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