上本家住宅
Kanmoto



 
北広島町指定文化財 (平成3年12月25日指定)
広島県山県郡北広島町有間104-1
建築年代/江戸末期(天保年間)
用途区分/農家
指定範囲/主屋
公開状況/公開 (但し公開日注意)

高速の中国道から浜田道が分岐する千代田JCTの近くに所在する農家建築である。当住宅が所在する寺原地区は山間部ながら比較的平地が広がる土地柄で、屋敷は田圃に囲まれ、集落を形成せずに単独で所在している事から古い家柄ではなさそうである。主屋は田の字型四間取で規模こそ決して大きくはないが数寄屋風の座敷は丁寧な造作である。座敷前の一画を石垣と土塀で仕切って庭を築く点や明治4年の百姓争議の際の鉈や鍬の疵跡が残る事などから当家が上層の農家であったことが窺える。




 

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