澤原家住宅
Sawahara



 
国指定重要文化財 (平成17年7月22日指定)
広島県呉市長ノ木町2-9
建築年代/宝暦6年(1756)
用途区分/商家(酒造業・庄屋)
指定範囲/主屋・前座敷・表門・元蔵・三角蔵・上蔵・中蔵・下蔵・新蔵
公開状況/非公開

呉港を臨む灰ヶ峰の山裾で酒造業を営むとともに代々庄屋を務めたという旧商家建築である。呉市内から熊野町に抜ける旧長ノ木街道を挟んで東西に屋敷を構えるが、結構な登り勾配の土地に対し長大な石垣を築き、江戸期の屋敷地としてはかなり無理な造成を行っている。当住宅は江戸初期に当村に移住した熊崎屋の別邸であったものを享保14年(1729)に当家初代・八左衛門が分家し、澤田屋の屋号で商売を始めたもので、屋敷の東側には昭和24年まで酒造関連施設が残されていたらしい。



 

一覧のページに戻る