森川家住宅
Morikawa



 
竹原市指定文化財 (平成16年7月21日指定)
広島県竹原市中央町3-16-33
建築年代/大正5年(1916)移築
用途区分/塩田経営
公開状況/公開

重伝建地区にも指定される竹原の町並から西方へ掘割と道路を隔てた住宅地の一画に背高の黒板塀に囲まれた当住宅は所在する。宅地化が進んだ現在の町の様子から想像するも難しいことではあるが、かつて当家の周囲は塩田で、屋敷地は四周を高さ2間ほども石垣を積み上げ造成したものである。あたかも海に浮かぶ城塞のような様子であったらしい。主屋は明治前期建築の沼隈地方の豪商・山路家の主屋を移築したもので、玄関から鉤の手に座敷が続く空間はさながら大名屋敷のようである。


 

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