松阪家住宅
Matsusaka



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竹原市指定文化財 (昭和60年4月1日指定)
広島県竹原市本町3-9-22
建築年代/文政年間(1818〜)・明治12年改築
用途区分/薪炭問屋・塩田経営
公開状況/公開

江戸初期に播州赤穂に次いで塩田が開発された竹原の繁栄が如何なる様であったかは現在に残る本瓦葺きの重厚な家並みを見れば一目瞭然である。その中でも当住宅の存在は極めて異彩を放つものである。主屋の屋根を大きく湾曲する唐破風造とする姿は全国でも稀有な例である。身分制度が崩れた明治期の改築により現在の姿となったとされるが、それでも随分思いきったものである。建築平面も平行する表棟と裏棟を繋いでコの字型を成し、江戸期町家の一般的な間取りとは大いに異なっている。



 

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