丸本家住宅
Marumoto



その他の写真

 
呉市指定文化財 (平成7年5月1日指定)
広島県呉市下蒲刈町三之瀬313
建築年代/江戸時代(18世紀前半)
用途区分/武家(下茶屋役宅)
指定範囲/主屋
公開状況/公開

呉市の南東、安芸灘に浮かぶ下蒲刈島の三之瀬に所在する武家役宅である。三之瀬は瀬戸内海上航路の要衝として広島藩が朝鮮通信使の迎賓施設(茶屋本陣)を置いた程の湊町で、当住宅は雁木と称される石段状の船着場前に屋敷を構える。当住宅の現在位置が古図による下の茶屋の敷地内に当たっていることや表に棟門を構え、主屋には式台玄関を設える様子から茶屋の管理を行った武士の役宅ではなかったかと推測されている。往時を偲ぶ数少ない朝鮮通信使関連遺構として貴重な存在である。



 

一覧のページに戻る