児玉家住宅
Kodama



 
広島県指定文化財 (昭和48年5月30日指定)  
広島県安芸高田市甲田町浅塚甲476-1
建築年代/江戸時代(享保年間と伝承・18世紀中頃)
用途区分/農家(大庄屋分家)
指定範囲/主屋
公開状況/非公開

戦国時代に中国地方の覇者となった毛利元就の居城であった吉田郡山城址から北方5km程の山間部に所在する農家建築である。当家は江戸中期の正徳年間に周辺9ヶ村の大庄屋を務めた豪農・玉屋太郎左衛門から父・庄兵衛が三男・新太郎と共に隠居分家したことに始まり屋号を住屋と称した。かつては屋敷前に長屋門を構えていたらしいが、現在は桁行9間半、梁間5間半の県内最大規模の主屋が残るのみである。屋敷裏手の小山を背景に、大きな茅葺屋根の主屋が立ち塞がるかの様な風情は貫録十分である。



 

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