船宿



 
呉市指定文化財 (平成6年12月8日指定)
広島県呉市豊町御手洗住吉町
建築年代/文政年間(1818-1830)
用途区分/船宿
指定範囲/主屋
公開状況/非公開

瀬戸内海に浮かぶ大崎下島の潮待港・御手洗に所在する旧船宿建築である。当住宅が所在する住吉町は江戸後期に波止が整備されると急速に発展し御手洗の玄関口となった一画で、船宿や置屋が軒を連ねたという。ちなみに船宿とは船乗り達の労をねぎらい疲れを癒す場所のことである。住宅は一棟の建物を3軒に区切る長屋形式で、向かって左手の北川家は間口3間、残りの木村家と村井家は2間半となる。船宿を営んだのは中央の木村家で若本屋の屋号で幕末には大洲藩・宇和島藩指定の船宿であった。



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