復古館頼家住宅
Rai



 
国指定重要文化財 (昭和63年12月19日指定)
広島県竹原市本町2-3878
建築年代/安政6年(1859)
用途区分/商家(酒造業・製塩業)
指定範囲/主屋・表門及び玄関・米蔵・臼場
公開状況/非公開

竹原の本通りを西へ入った細い路地に面して医師であり儒学者でもあった頼春風関連の屋敷が2軒並んでいる。春風館と復古館である。当住宅(復古館)は春風の養子・小円が三男・確を分家させ、春風館の西隣に屋敷を構えたことに始まる。頼一族に対しては学者としての系譜に目が行きがちであるが、当家は酒造業、製塩業、木綿仲買を営み、屋号を「兼屋」と称した純然たる商家であった。通りに面して表屋を構え、背後に主屋を並置し、両者の間を玄関棟で繋ぐ建前で、いわゆる表屋造と称されるものである。




 

一覧のページに戻る