荒木家住宅
Araki



 
国指定重要文化財 (昭和43年4月25日指定)
広島県庄原市比和町大字森脇786
建築年代/江戸時代(17世紀末・推定)
用途区分/社家
指定範囲/主屋
公開状況/非公開

庄原より松江に向かう国道432号線沿いの中国山地奥深くに所在する社家住宅である。一見すると普通の農家住宅の様であるが、仔細に見ると棟端に鳥居のような飾り物が付属していたり、簡素ではあるが注連縄を回した冠木門を構えているなどから実は社家住宅であることが判る。また内部も奥間の背後に床面を一段高くした「たかま」という祭祀部屋を設けるなど一般的な農家の間取りとは異なっている。生産力の乏しい山間部にありながら桁行十間半の規模は社家という特権階級の在り様を示している。



 

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