大國家住宅
Ookuni



 
国指定重要文化財 (平成16年7月6日指定)
岡山県和気郡和気町尺所38
建築年代/宝暦10年(1760)
用途区分/酒造業・運送業・鉱山業・地主・大庄屋格
指定範囲/主屋・蔵座敷・中蔵・乾蔵・酉蔵・井戸場・宅地
公開状況/非公開

和気清麻呂公の生地として知られる県東部の和気町中心部に所在する商家建築である。当家は戦国武将の備中辛川城主・大森新四郎道明の末裔と伝え、江戸期には大森姓を名乗っていたが明治以後は大國姓に改姓している。18世紀中頃より酒造業や運送業を営み財を成し、尺所村の大庄屋格を務めた。住宅は豪快で、特に主屋は平行する二棟の間を別棟で繋ぎ「工の字」形の複雑な屋根形状を示し、俗に八棟造と称されるもの。地元では国宝の吉備津神社本殿と同様の比翼入母屋造としている。
 


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