大橋家住宅
Oohashi



 
国指定重要文化財 (昭和53年1月21日指定)
岡山県倉敷市阿知3-385
建築年代/寛政9年(1797)
用途区分/商家(金融業・大地主・庄屋)
指定範囲/主屋・表門・内蔵・米蔵・土地
公開状況/公開

現在、倉敷観光の中心は大原美術館東側一帯となっているが、中央大通を挟んで西側に在る当住宅の存在を忘れてはならない。当家は現在の倉敷駅周辺の土地の大半を所有するなど倉敷屈指の大地主で、江戸末期には庄屋を務めるなど町を代表する存在であった。出自は豊臣家の家臣であったというが、現在地に居を構えたのは宝永2年(1705)のことで新興商人層の「新禄」に属する。住宅は一般的な町家とは異なり、通りに面して長屋門を構え、主屋は背後に控える形式。当家の格の高さを示している。




 

一覧のページに戻る