熊谷家住宅
Kumagai



 
国指定重要文化財 (平成10年5月1日指定)
島根県大田市大森町ハ63
建築年代/江戸後期(文化年間)
用途区分/商家(町年寄・酒造業・掛屋・郷宿)
指定範囲/主屋・北道具蔵・衣装蔵・小蔵・東道具蔵・米蔵雑蔵
公開状況/公開
世界遺産の指定に向けた運動もあるという大森銀山の町並の入口付近にあって江戸時代には町年寄を務めたという旧家である。銀山町だけに狭隘な土地に密集して集落が広がるが、当家だけは屋敷地も広く、その繁栄振りを窺い知ることができる。銀山が現役だった頃には、山内には数万人規模の人々が居住していたということから、現在の静かな雰囲気からは想像も付かない賑わいだったのであろう。これだけの屋敷を維持するからには相応の隆盛を誇ったに違いない。一方で屋敷地は大森代官所から程近い場所にあり、さぞや代官様のご機嫌伺いに気苦労も多かったのではないかと下司な勘繰りもしてみたくなる。外観は、寒冷対策として開口部が少なく、土蔵のように厚く塗り込められた白壁が目立つ。冬の厳しさをつい想像してしまう建物でもある。





 

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