河田家住宅
Kawada



登録有形文化財 (平成22年9月10日登録)
島根県鹿足郡津和野町後田字本町ロ235-1
建築年代/大正期
用途区分/商家
登録範囲/主屋
公開状況/非公開

山陰の小京都と謳われる津和野城下町の中央部に所在する間口11mに及ぶ町家建築である。重厚な町家が建ち並ぶ本町通り沿いにあって、木質部を露わにした比較的軽快な建前である。そもそもは通りの向いにある橋本酒造場の所有であったものを昭和初期に当家が購入したとの来歴から、本宅ではないが故に無駄を省いた造作となったのではないかと想像される。正面の店舗部分の土間前にはガラス引戸を多用し、床上部前を鉄格子窓とする造作は大正期の建築ならではのものである。
 


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