分銅屋
Bundouya



登録有形文化財 (平成22年9月10日登録)
島根県鹿足郡津和野町後田字本町ロ190
建築年代/江戸時代末期(安政年間)/昭和初期改修
用途区分/商家
登録範囲/店舗兼主屋・はぜ蔵・土蔵・ごさ蔵及び鬢付蔵
公開状況/非公開(店舗として営業中)

津和野城下の本町通に西面して建つ間口11mの商家建築である。藩政期には津和野藩の御用を務めたとのことで、町割りに合わせた奥行きの深い短冊状の屋敷の規模から相応の大店であったことが窺える。明治期に建築された鬢付蔵や櫨蔵が主屋の背後に残されていることから、明治以降には鬢付油や和蝋燭の製造販売をしていたことが窺えるが、以前の商売については不詳である。赤い石州瓦を葺く町家が多い中、鉄板葺の当住宅は当初は板葺きであった故であろうか。


享保2年に江戸の柳屋で修業し、鬢付油を商品化した功により御用商人に登用。
元禄15年(1703)の町並図に分銅屋半兵衛として描かれていることから相当な老舗である。当初は都守姓で、初代は防府の三田尻から新右衛門が来住、宝永9年に都守九左衛門、安永4年に平左衛門が町大年寄役を務めたことが判っている。あったが、寛政11年(1799)には、町の小年寄役を務めるとともに蝋座頭取となった七右衛門が藩主から河村姓を与えられ、以後分銅屋河村七右衛門を代々襲名。

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