吉川家住宅



登録有形文化財 (平成17年11月10日登録)
兵庫県朝来郡生野町口銀谷640
建築年代/天保3年(1832)
用途区分/郷宿
登録範囲/主屋・離れ・内蔵・土蔵・米蔵・西塀
公開状況/公開
生野銀山町に所在する。鶴林山の採掘権を与えられた銀山経営者、いわゆる山師を祖とし、幕末に郷宿を営んだ商家である。
生野銀山は江戸初期において佐渡金山、石見銀山と並ぶ幕府直轄鉱山で、慶長6年(1600)には、関ケ原の合戦で勝利した徳川家康はいち早く但馬金銀山奉行を配置している。3代家光の頃に最盛期を迎え、月産150貫(約562kg)の銀を算出したという。慶安年間には衰退を始め、享保元年には生野奉行所は生野代官所に格下げされている。
 




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