東家住宅



 
兵庫県指定民俗文化財 (昭和53年3月17日指定)
兵庫県宝塚市大原野字松尾1
旧所在地・兵庫県宝塚市大原野字小林8
建築年代/江戸中期(18世紀)
用途区分/農家
指定範囲/主屋
公開状況/公開(平成28年4月1日以降公開休止中)
宝塚市北方の山中に所在する宝塚自然の家内に設けられた宝塚市歴史民俗資料館の野外展示施設として用いられている農家建築である。そもそもは現在地から南東2km程の比較的平地の多い中山間地に所在していたが、昭和49年に移築・再現された。桁行6間、梁間4間半程の中規模な建前で、南妻を正面とする三間取妻入の摂丹型に分類される形式を採っており、右手に土間、左手に床上部が割り振られ、オモテ、ダイドコ、ナンドの各部屋が縦に配列されている。大戸口の脇に設けられた「エンゲ」と称する開放的な縁側には三方に戸棚が設けられており、他に例の無い造作であるとのことだ。個人的な感想ではあるが、これほど外観形状の美しい民家は、なかなか有りそうで無い、と思う。





 

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