中西家住宅
Nakanishi




吹田市指定文化財 (平成18年5月23日指定)
大阪府吹田市岸部中4-13-21
建築年代/文政9年(1826)
用途区分/大庄屋
指定範囲/主屋・長屋門・内蔵・勘定部屋棟・木小屋・井戸屋・納屋
公開状況/公開(但し事前予約要)
嘗てJR東海道線の岸辺駅の北方には広大な吹田操車場が広がっていたと記憶しているが、久し振りの訪問にすっかり駅前の様子が一変しているので驚いた。しかし道路1本を隔てた旧吉志部集落一帯は未だに古い屋敷が点在し、かろうじて往古の風情が未だ保たれている。当住宅はその集落中心部に所在する淀藩領嶋下郡14ヶ村の大庄屋屋敷である。1000坪程の屋敷地に建つ主要な建物は幕末期の建築で、都市近郊に在りながら近代に至っても建替えられることなく往時のまま残るは稀有な例である。



登録有形文化財には平成15年7月1日登録、吹田市指定文化財には平成18年5月23日指定。
淀藩領であった吉志部東村に所在し、周辺14ヶ村の大庄屋を務めた。
長屋門は桁行25mの長大なもの。屋敷地は約1000坪。主屋は文政9年(1826)の建築とされる。




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