中筋家住宅
Nakasuji



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国指定重要文化財 (昭和49年2月5日指定)
和歌山県和歌山市禰宜148
建築年代/嘉永5年(1852)
用途区分/大庄屋
指定範囲/主屋・表門・御成門・北蔵・内蔵・長屋蔵
公開状況/公開 (3月〜11月の土日祝日)
和歌山市の東郊、紀の川南岸の平坦地に所在する大規模な大庄屋邸宅である。当家は江戸中期から大庄屋を務め、武士的待遇である「地士」をも拝命した由緒を持ち、その規模と重厚感は県内民家の中でも群を抜く。屋敷地は紀の川の氾濫原にあるため東・南に濠を廻らせ、若干の嵩上げしている。屋敷地の南側に桁行30mにも及ぶ長屋門を設け、その背後に前庭を挟んで本瓦葺きの重厚な主屋が建つ。主屋には20畳敷の大広間や「望山楼」と称する御三階、座敷庭の池泉に張り出す高欄付きの縁などを設えるなど、封建的な時代性を考えると破格とも云える造作となっている。



 

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