小林家住宅
Kobayashi




 
国指定重要文化財 (昭和50年6月23日指定)
京都府北桑田郡美山町下平屋寅石4-1
建築年代/文化13年(1816)
用途区分/農家(大庄屋)
指定範囲/主屋・小屋・土蔵
公開状況/非公開
重伝建地区に選定されて以降、「美山かやぶきの里」の名称で多くの観光客が訪れるようになった美山町北集落から西方に5km程の下平屋集落に所在する農家建築である。京都から若狭小浜に抜ける周山街道沿いに在り、当家5代目の新兵衛さんがこの家を建てた際には「街道一の普請」として評判となり、のちに当家が大庄屋職を拝命する素地になったとのことである。この地方の民家は古くは北山型と称する妻入・喰違四間取の建前を基本としてきたが、18世紀以降に平入・整形四間取に変化していくこととなる。当住宅はそうした変遷を示す代表的な事例として貴重とされる。


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