草津本陣田中家住宅
Tanaka



 
国指定史跡 (昭和24年7月13日指定)
滋賀県草津市草津1-2-8
建築年代/
用途区分/本陣
公開状況/公開

関東地方の方は草津と聞いて思い浮かべるのは「草津の湯」だと思うが、関西地方では、もちろん東海道の宿場町「草津」である。京都から出て大津宿を過ぎると、次の宿駅が草津となる。往来の激しい東海道の宿駅であるから町場は相応の規模を誇っていた訳であるが、草津宿には建物が現存する「田中七左衛門本陣」と、「田中九蔵本陣」の2軒があった。
現存する草津宿本陣は、当主の田中七左衛門が寛永12年(1635)に本陣職を拝命したとされ、明治3年(1870)に本陣が廃止となるまで、代々本陣職を勤めてきました。また、いつの頃からか材木商も営むようになり、江戸時代には田中九蔵本陣と区別して「木屋本陣」と呼ばれていました。 本陣が廃止となった明治時代以降、本陣の建物は郡役所や公民館として使用されていましたが、江戸時代の旧姿をよくとどめているとして、昭和24年(1949)に国の史跡に指定されました。現在、全国に残る本陣の中でも最大規模を有しており、当時の面影を今に伝えています。

 

一覧のページに戻る