京藤家住宅 Kyoutou |
旧今庄町指定文化財 福井県指定文化財 (平成22年4月29日指定) 福井県南条郡南越前町今庄68-35 建築年代/天保年間(1830-44) 用途区分/商家(造酒業) 指定範囲/主屋 公開状況/非公開 江戸時代、京都から北陸地方に向かうには北国街道を北上した。近江との県境となる栃の木峠を越えて越前の国に入ると、そこは北陸の玄関口と称された今庄宿である。天保年間の記録では旅籠55軒、茶屋15軒、酒屋15軒もあったというから、かなり規模の大きな宿場である。当住宅は町の中程に所在する町家建築で、往時は造り酒屋を営むとともに脇本陣格を務めたとのことである。宿場内には今でも豪商家が数軒残っているが、当家のような本卯建を上げる造作は他には見られない。 |