真山家住宅
Sanayama



国指定重要文化財 (昭和48年6月2日指定)
長野県北佐久郡望月町望月201-1
建築年代/明和3年(1766)
用途区分/商家(旅籠・問屋)
指定範囲/主屋・土蔵
公開状況/非公開
中山道の望月宿に所在し、「大和屋」の屋号で旅籠と問屋を兼ね、幕末には名主役をも務めたという商家建築である。同じ宿内に残る後世の商家建築と比較して年代が古いだけに地味に感じられるが、中2階を出梁により前面に迫り出す造りは雪深い信州地方独特の建前。これは荷継中の荷物が雨や雪に濡れるのを防ぐための工夫とされているが、特に当住宅の場合は正面柱筋に対して1階表壁面を半間後退させる一方、中2階を半間迫り出すことで、中2階を合計1間分突き出すという珍しい造作となっている。




 

一覧のページに戻る