☆ 三日ぼうず日記 ☆


                                              2009年後半の日記

2011年1月1日(土)
ブログに変えました

あけましておめでとうございます。
2011年からブログに変えました、画像がきれいにはいると思います。

引き続き見てくれるとうれしいです。http://blog.goo.ne.jp/jakahane

2010年12月30日(木)
今年もお世話になりました

あっという間に今年も最後です。
クリスマスの前に、yamamotoさんの新刊がでました。「がっこうかっぱのイケノオイ」。とてもおもしろくて、一気に読めます。
先生だったころの経験がとてもいきていますよね。また、カッパのキャラも最高。読めば、きっと学校が楽しくなるでしょう。また、絵もぴったりで、編集者のセンスが生きています。

また、お友だちの石川さんは、「から堀から、童話を書こう」第7巻と「詩楽自選集2010」を送ってくれました。どちらも編集にかかわったとか。すごいガッツです。
詳しいことは、石川さんのホームページすみれ洋裁クラブを見てください。

ということで、今年もお世話になりました。創作教室をしたり、司会をしたり、実家の親の所にかよったり、とても充実した年になりました。さまざまな出会いに感謝しています。
背中をおしてくださった方々、ありがとうございます。
来年も後ろを向かず、いろいろ挑戦していきたいです。そして、書く方でも充実していきたい!

また、12月は、パソコンが壊れたり、また、肩痛くなったりして、しょんぼりの赤羽でしたが、クリスマス近くには、思わぬプレゼントが集まり、なんかじんわりうれしかったりしました。
来年、この日記を一新するつもりです。
よいお年を!

2010年12月27日(月)
イルミネーション

年末のあわただしい時期ですが、イルミネーションのバスツアーに参加してきました。
晴天の中、すそ野まできれいに見える富士山をながめながら、箱根を見物。その後、御殿場、相模湖とイルミネーションスポットを見学。

圧巻だったのは、相模湖のプレジャーフォレスト(旧・相模湖ピクニックランド)のイルミネーション。自然の中に花畑のように、電球が散りばれまれていました。一番上の観覧車は、なんと40分待ちとか。カップルがたくさん並んでいました。
幻想的で、華やかで、申し分なくきれいだけれど、主婦のわたしは、電気代が気になりました。

帰ってきて、録画したフィギュアスケートを早送りで見ました。浅田真央選手がころばずにすべって、思わず拍手。苦しさを乗り越えた顔は、とてもすがすがしく見えました。
また、ベテランの村主さんがマイペースであり、また、真摯に自分と向き合って、挑戦している姿に、感動を覚えました。

ただ、アナウンサーの声は、ソチは? とか、ライバルを超えましたか?とか お決まりのことしか質問しないで、うんざり。

プレッシャーをあおるようなことばかり言わないで、一歩、ひいて実況してほしいです。
奇跡を再び』など、奇跡なんて言葉が、大安売りで使われているのも、なんだかなぁと思ってしまいました。

2010年12月25日(土)
パソコン・パニック

先週、突然、パソコンが起動しなくなりました。
年賀状のイラストのディスクを挿入してから、なんとなく起動がおそくなり、へんだなっと思っていたら、真っ暗なままつかなくなってしまったのです。
パソコン・レスキューに電話をかけたが、待たされる、待たされる。せっかちな私は、イライラ。
結局、起動しない場合は、開いてみないとわからないということで、パソコンを修理工場に送ることに。
「これからだと、年明けまでかかると思ってください」
「初期化することもあります。そうなると、データが消えます」
「○万円かかることもあります」
電話口からは、おそろしい言葉が・・・。二年前、データを保存していらいしてなかったわたしは真っ青。
年賀状は? 書きかけのお話は? みんなのメール番号は? あれは? これは?
もう、泣きそうというか、泣いていました。

さんざん家族にあたり散らして、パソコンを貸してといっても、家族はつれない顔。履歴が見られるのがいやだと、マザコンのはずの息子もつめたい。

やっと今週になり、「もう、しょうがない」と心をおちつけた所、23日にひょっこり無料で修理されて返ってきました。
まあ、サンタさんのプレゼントのよう! もう、抱きしめたい感じ。
パソコン依存だということが、よくわかりました。
だって、ないと、楽しいお誘いメールを見のがしている気がしてしまうのです。開いてみると、そんなもの、なにもなかったけど。
気持ちの問題です。

でも、とにもかくにも、年賀状のあて名印刷に間に合ってホッ。いろんなブログをのぞけて、なんとなく落ち着いています。

そうそう、文研出版のサイト見ていたら、来年早々に発売される新刊『おまじないのてがみの画像がアップされていました。石井勉さんのほんわかした絵が、お話をふくらましてくれてます。
とくに空がステキです。それから、表紙の女の子、わたしの小さい頃にそっくりです。

2010年12月15日(水)
きらきら宝石箱

友人のおおぎやなぎさんが、すてきなアンソロジーを送ってくれました。きらきら宝石箱シリーズ「すてきな恋がいっぱい 5つのお話」 文渓堂、児童文学者協会編集です。
『勾玉ミラクル』を書かれています。
お祭りの夜、笛の音、きつねのお面の男の子。すてきな和風ファンタジーにしあがっています。小道具の勾玉もうまくつかっていて、俳句もプロのおおぎやなぎさん、和風が似合っていますね。この個性を大切にしてほしいです。

このシリーズ、アンソロジーにしては、ひとつのお話が長いので、しっかり物語を楽しめます。他にも牧野節子さん、斎藤栄美さん、薫くみこさん、など人気作家の作品が収録されています。

(ここだけの話、わたしはおおぎやなぎさんの作品が一番好きでした☆)

表紙は今、ひっぱりだこのあんびるやすこさん。キティイちゃんみたいに小さな目がかわいらしい。ストライプの表紙もおしゃれですね。
1、2巻は、すぐに増刷になったとか。この巻も増刷になればいいですね。

わたしはこのシリーズは、残念ながら書いていません。来年のK社のアンソロジーは声をかけていただいて、今、そのゲラを見直しています。
アンソロジー、朝読にぴったりとおお流行り。一冊でたくさんの作家の作品が読めて、お得かんがあるのでしょう。でも、作家としたら、単行本をもっとだしてほしいんだけど・・・と複雑な気分もします。
中だるみをぐっとこらえて長編を読み切り、ラストのそう快感をあじわう、そんな読書も楽しいですから。

2010年12月8日(水)
おはなしエンジェル 2010 結果発表

こども創作コンクール、おはなしエンジェルの結果が、くもん出版のホームページにアップされています。なんと、今年は、受賞作全部が、このページから、ダウンロードして読むことができます。ぜひ、見てください。

とくに、児童文学者賞、時童文芸家賞、くもん賞は、大人顔まけです。
先の2賞受賞したのは、中3コンビ。どちらも常連で今までも、最終選考に残り、賞を受賞してきた子です。最後に、大きな賞をとりました。何度もチャレンジしていくなかで、確実に実力がついていっています。

くもん賞の女の子は、まだ、小ニ。むずかしい漢字をよく知っていて、ストーリーと言葉遊びをまぜた、楽しい話を書いてくれました。

金のエンジェル賞、銀のエンジェル賞もそれぞれ、こどもらしい発想にあふれています。フフフって笑って読めて、やっぱり創作っていいなって思えます。きっと、このくらいの短篇って、読む人ごとに、好きな作品が違うでしょう。創作の選考はそこがむずかしい。わたしなら、これだわっていう作品を探すのもおもしろいかも。

来年もこのコンクールで、たくさんの元気なお話に出会いたいです。

2010年12月7日(火)
牧野節子さんの新刊
先輩作家、牧野節子さんが新刊をニ冊も送ってくれました。
『空色バレリーナ』角川学芸出版、『キラメキ☆ライブハウス②』 岩崎書店 です。
読み終わって思うことは、牧野さんって、こころの引き出しが豊か。バレーだったり、ライブハウスだったり、映画だったり、落語だったり、お笑いだったり、いろんなことをよく知っています。きっと、好奇心が、あふれているのでしょうね。今回、『キラメキライブハウス2』だと、スペインまで行ってしまっています。スケールが大きい。

『空色バレリーナ』では、細やかに心の内面を描いています。女の子なら、一度は思うようなことを、わかりやすく、丁寧に描いているので、読み終わったらきっと元気がですはず。
牧野節子さんのブログも楽しいです。元気に飛び回って、お話のタネを拾っているんでしょうね。そして、このニ冊のストーリーも、丁寧に書いてくれてます。これを読むと、わたしももっと日記をもりあげなければと思います。

あと、日記といえば、高橋秀雄さんも、わたしの本を紹介してくれました。毎日更新のブログ、のぞいてみてください。

気がつけば12月。街はイルミネーションできらめいています。キラキラネオンを見るのは、大好き。今年ねらっているのは、イルミニオンという相模湖ピクニックランドのイルミネーション。とてもきれいだと評判なので、早く行きたい~~。
2010年12月3日(金)
和風ファンタジー

西沢杏子さんの新刊が発売されました。
『青い一角の少年』角川学芸出版です。とても読みやすい和風ファンタジー。
わたしは、朝日小学生新聞で連載した時も読んでいて、西沢作品の中でも、これは特に大好きな作品です。
単行本化にあたって、少し短くしたような印象があります。本にするには、しかたないけれど、西沢さんはおもしろい描写をするから、風景描写とかいれて、もっと厚くしてもよかったのに・・・なんて欲張ったことも思っちゃいます
つまり、そのくらい味わいがあるのです。

『こどもには、こどもにしか見えないものがあるように、こどもにしか通れない道があるにちがいないって』 
ファンタジーファンならば心おどるすてきな言葉ですよね。この言葉にそって、理子は、干草村で十一才にしたできない冒険をします。

詩人で自然が好きな西沢さんらしさが、随所にいきていて、和風の味わいも心よく、一気に読める、最近ではなかなかないファンタジー。クリスマスのプレゼントにもいいかも。
どうぞ、手にとってください。

2010年11月28日(日)
神宮外苑 イチョウ祭り
今年は、紅葉があざやかだと聞いて、神宮外苑までイチョウ並木を見に行きました。すごい人でした。
まず、絵画館前では、トヨタクラッシックカー・フェスタというのをやっていて、国内からよりすぐりのクラッシックカーがあつまり、パレードをしたりしてました。人気車にはカメラマンが囲んでました。
蒸気で走ったという、1909年のスタンレースチーマー モデルE2までありました。写真の赤い車は、1912年、キャデラック モデルサーティ です。いつもは、トヨタ博物館に行けば見れるようです。

車を見た後は、イチョウ並木へ。カサコソと黄色の落ち葉をふみしめて、ケータイシャメを撮ってたら、パトカーから、「歩道の方、立ち止まれないですすんでください」と怒られました。シャメも撮っちゃいけないの??? なにそれ? と、ちょっとむくれたわたし。
でも、だれもパトカーのいうことは聞いてません。とくに、㊧写真をよーく見てもらえばわかるのですが、ウエディングドレスの花嫁さんが立っているまわりには、動けないくらいのひとだかりでした。

お昼には、「インカの恵み」がはいっているスパゲッティを食べました。インカの恵み じゃがいもの一種の名前です。さつまいもと栗とじゃがいもをまぜたみたいで、甘くて、おいしい。とくに栗好きのわたしには、ぴったり。めずらしい品種らしいですが、取り寄せたいよ~。

その後は、創作教室へ。4時間も合評した後、おいしいビールを飲んで、隠れ家のような、ステキなワインバーにも連れていってもらいました。
飲み比べ、Cのワインがおいしかった~。
お疲れ様でした。みなさんの笑い声が、今も残っているようです。
2010年11月25日(木)
☆ハッピーズ新刊☆

夏が暑かったせいか、ことしの紅葉はあざやかです。

てつだいマウス・ハッピーズの新刊『アヤとひみつのプレゼント』国土社ができあがって、見本をもらいました。

三巻目は、落ち葉の季節のおはなしです。てつだいマウスが、どんなおてつだいをするか、楽しみに読んでもらえたらうれしいです。
ネタバレですが、マツボックリをつかった、手づくりのミニミニ・ツリーもでてきます
。この本を読んで、マツボックリツリーをつくってくれる読者がいたら、うれしいな。もし、そういう方がいたら、是非、シャメを撮ってメールで送ってください。

表紙、つちだよしはるさんが、がんばってくれました。華やかで、それでいて、冬の感じがよくでています。

先日、編集者さんに会って知ったのですが、ハッピーズの一巻目『ミキとひかるどんぐり』は、今年のひろすけ童話賞の最終選考まで残ったそうです。とったのは、
最上一平さんの『じぶんの木』 山形の風景が描かれた、味わいぶかい絵本です。

2010年11月20日(土)
おはなしエンジェル 授賞式

今日の午後は、おはなしエンジェル、子ども創作コンクールの授賞式です。
週の半ばまで、天気予報が雨だったので心配しましたが、今日は、晴天。授賞式にぴったりの天気です。

子どもたちの輝く笑顔に会うのが、とても楽しみ。今年は常連さんたちが多く、どうやらこの授賞式で友だちになっているようなので、きっとにぎやかな会になるでしょう。

その後は、おそばがおいしい居酒屋で、くもん出版や児文芸の方々と忘年会をかねた懇親会です。11月は、出る機会が多く、そうなると、お酒を飲む機会が多く、気がつくと、わたしの体重も上り調子。
WILL FIT で体重をはかるたびに、しかられます。機械に、「体重が増えた原因を考えてみましょう」とか言われるのは、かなりみじめな気分。
でも、今日も飲んじゃうんだろうな~~。

2010年11月18日(木)
キャラのおもしろさ

紅葉が東京まで足をのばしてきて、街路樹が街を色どっています。お散歩が楽しい、季節です。

『ももたろう』の同人仲間、山本悦子さんが新刊「ポケネコにゃんころりん6 メル友、ワニ友、募集中!」(童心社) を出版されました。
かわいいにゃんころにんに、また、出会えます。今回は、読者のお便りとのコラボ。むずかしい課題なのに、さすがの筆力で、じょうずにまとめています。
この前シリーズをスタートされたと思ったら、もう、6巻。次はどんなペットがでてくるか、毎回楽しみです。

また、今、創作教室の講師でご一緒の川北亮司さんが「ラブラブちゃるひめ」シリーズ(草炎社)を送ってくれました。
こちらも、ちゃるひめのキャラがたっていて、とにかくかわいい!
悩みがある子には、ちゃるひめが見えて、なくなると見えなくなるっていう設定も、しっかりされていて、安心して読めます。また、小道具の月の鏡や、歌、ケーキの手作りレシピまで、おんなの子が喜びそうなことが、たくみに盛り込まれているところもすごい。
草炎社のホームページからは、歌が聞けるようですよ。

どちらもしっかし子どもの視線に立っています。。
こういうエンターテイメントは、さらっと読めるけれど、文章の
実力がなければなかなか書けません。本を好きになる第一歩として、気軽に手にとってもらいたい作品です。

わたしの「てつだいマウスハッピーズ」のシリーズも今月末に発売されます。国土社のホームページで、お知らせを載せてくれました。
『あやのひみつのプレゼント』最終巻ですが、こちらも、よろしくね。

2010年11月16日(火)
石川醸造

公開研が終わった次の日曜日。
せっかくの快晴なので、福生にある石川醸造をいう古い造り酒屋さんまで、ドライブしました。
漆喰のきれいな、由緒ありそうな土蔵に、新酒の証の大きな杉玉。天をつらぬくように高い杉の木もあり、明治時代にタイムスリップしたような気分になれる醸造所です。観光名所にもなっているようですよ。。
その中にある、『雑蔵』という明治31年件増の土蔵を改装したレストランで、ランチをしました。
ここのお料理に使われるのは、すべて、お酒造りの「仕込み水」だそうです。
ドライブのため、お酒が飲めなかったため、お土産屋で、新酒あらばしりと、酒かすを買ってきました。
さっそくその酒かすで、お砂糖をたっぷりいれた甘酒をつくりました。
酒屋の酒かすは、スーパーで買うのとは、段違いに香とコクがあり、疲れた体にしみわたっていくようでした。

福生には、もうひとつ、大きな造り酒屋さんがあるようで、きっと、昔からお水が豊富だったのでしょう。
玉川上水、野川の湧水、多摩は、お水には縁があります。

水といって、その日、読み終わった本を思いだしました。
『土笛』 竹内もと代 くもん出版 です。
神話を題材に書かれた、今から1800年前の水の神の話。でも、わかりやすく、物語のおもしろさに、ぐいぐいと読めます。そして、日本がいかに水とともに生きてきたかもわかります。

作者の竹内さん、きっとたくさんの資料と格闘したのでしょう。文章も格調があり、それでいて、小学生でも読めるような配慮もあり、感心しました。
表紙の佐竹美保さんの絵が、ミズハの一途さを表現していて、さすが。
秋の夜長に、おすすめの一冊です。

2010年11月14日(日)
公開研が終わりました
朝、10時半から、19時までの長丁場の公開研が無事終わりました。
数日前から、我が家は家族が風邪でコンコン。司会のわたしは、うつらないかひやひや。マスクで過ごしていたので、終わった今の気分は、とてもほっとしています。

三木卓さんの基調講演はとても心に残るものでした。
大阪児童文学館のことから、佐野洋子さんの訃報に触れられ、ご自身の著書「ほろびた国の旅」についてのお話を、独特のユーモアーあふれる語り口で話してくださいました。
午後のB分科会は、報告者のS氏が遅れるというアクシデントがあったものの、それぞれの個性ある三人の報告に加え、版元の出版社さんの思いなども聞け、盛り上がりました。なによりよかったのは、勇気をだして、手をあげて、たくさんの方が発言されたことです。どの方の読み方にも、その人なりの人生や思いが背景にあるのだなっと思いながら、聞いていました。
ただ、多様な切り口のご意見が多かったので、不慣れな司会としては、不手際が多かったかかもと、思い返しています。

最後、児文協にめずらしく参加者交流会というのをやりました。みんな喉がかわいていたらしく、ビール飲み物にどっと集まり、乾杯が待ちきれない様子でした。でも、一番待ち切れなかったのは、ほかならぬわたしだったかもしれません(すみません)あの時の、一口目のビールは、おいしかったな~。

最後に抽選で、景品があたるというイベントをしました。わたしは、スタッフなのに、『ほろびた国の旅』復刻版・講談社(写真)をゲットしてしまいました。他のスタッフには、スタッフは遠慮しなきゃいけないんだよっと苦言を呈していたくせに、自分の時は、すっと壇にのぼっていました。
(-_-;)

その後、集まってくれた元・創作教室のメンバーたちと報告者Sさんたちベテランをかこみ、居酒屋にくりだしました。村さ来という居酒屋は、むらさき と読むものだとずっと思っていました。むらさこ というのだそうです。今回 初めて知りました。

とにもかくにも、みなさん、お疲れさまでした。
忙し中、わざわざ大阪からかけつけてくださった長年の友だちの石川さん、わたしが司会だからと、来てくださった作家のAさん、感謝しきれません。とても心強かったです。
2010年11月9日(火)
しゅっぱつ たっくんでんしゃ!

鈴木出版の月刊絵本ができあがりました。
『しゅっぱつ たっくんでんしゃ』 2011年 4月号です。4月号は、宣伝に使うため早くできあがります。実際に、園にくばられるのは、来年の4月。作者だから、早くいただけました。

今回、アンビィル奈宝子さんが、表情豊かな子どもたちを描いてくれました。すごく絵がうまい方で、動きや細かなしぐさまで、生き生きと描かれてます。森の雰囲気も、気にいっています。


鈴木出版ホームページを見たら、絵本の原作を募集していました。わたしが、ここの絵本原作大賞を受賞したのは、もう、10年以上も前。単行本デビューをする前でした。
鈴木出版の編集の方は、とても熱心で、丁寧に話し合いを重ねて、本をつくってくれます。今回の絵本もとても助けてもらいました。
宮西達也さんを、見出したのも、鈴木出版なんですよ。

デビューをねらっている方々、是非、応募してみてください。
絵本の場合は、絵が思い描けるように書くのが、いいみたいです。

2010年11月7日(日)
伊豆の休日

伊豆の旅行に行ってきました。保養所がとれたからなのですが、伊豆なんて、何度も行ってるし・・・今、忙しいし・・・と、後ろ向きで出発。
けど、行ったら、楽しかったヽ(^。^)ノ

前に行ったのは、たしか子どもが小さい頃の海水浴。だいぶ変わっていました。
まず、土曜日に行った赤沢温泉。露天風呂の柵がないので、海に続いているように思える爽快感!! 
空と海と温泉が一体になったような開放感で、空中風呂って感じ。温泉好きのわたしは、もう、大満足。

日曜日の今日はどこに行くか、家族間でもめたのですが、シャボテン公園で動物を見ようということになりました。これが、意外に楽しかった。えさなんかあげたりして、年がいもなくおおはしゃぎ!
リスザルやクジャク、リズザル、ホロホロ鳥が放し飼いになっていて、園内いたるところに、めずらしい動物がいました。カピパラも見ました。ミーアキャットもなまけもの、ペリカンも見ました。
ゾウやトラがいなくても、楽し~い。(写真は、オウムとホロホロ鳥のオス) 
文句も言わず、けなげに、自分らしく、生きている動物の姿は、わたしたちに元気をくれます。

そういえば、子どもが大きくなってから動物園みたいなところは、行かなくなっていました。
でも、大人だって、案外おすすめ。童心にかえれます。

楽しんで、お話のヒントもいくつか持ちかえることができました。
帰りの東名高速の渋滞は困ったものだったけど、富士山もよく見えて、花丸の休日でした。

2010年11月3日(水)
雷桜

映画を見てきました。雷桜(らいおう)と読みます。
蒼井優は、すごい女優です。彼女が出ているだけで、スクリーンにひきつけられてしまいます。

きれいな着物よりも、山娘みたいな服のほうがずっと似合うなど、役になりきっていました。
ただ、2時間20分は、ちょっと長かったかな。
これから、宇宙戦艦ヤマトやハリーポッター、映画の大作がぞくぞくと公開されるみたい。それにしても、この頃、映画の数が多い。この中で、ヒット作をだすのは、大変でしょう。競争激化は、出版だけではないおうです。

さて、今日、11月3日は、わたしの誕生日です。ヒラルロン酸とか、コラーゲンとかいう言葉が身近な年齢になりました。
昔でいえば、惑わずの年のはずですが、まだまだ、迷ってばかり。それにしても、一年たつのが早すぎる~。

この週末は、伊豆に小旅行に行きます。
海の見える温泉に入って、ゆったりするつもり。

2010年10月31日(日)
閉店セール

近くのイトーヨーカ堂が今日で閉店です。閉店セールですごい混雑。わたしも半額になったおふとんをゲット。昨日まで30パーセントオフだったので、待っていてよかった☆
イトーヨーカ堂が開店したのは、14年前。わたしがデビューできたのは、13年前。
中のくまざわ書店にたのんで、デビュー作を置いてもらったのが、なによりの思い出です。それから、13年間、くまざわ書店は、『おとなりは魔女』を一冊だけれども、ずっと置き続けてくれました。
ほんとうに、どうもありがとう。

明日から11月。なんか今年も終わりに近づく感じがします。
11月の下旬か12月頭頃、ハッピーズの第三巻『アヤとひみつのプレゼント』が出版される予定です。土田さんが、何度も書き直してくださったという表紙はまだ見ていません。だから楽しみ。
このところ、女の子が主人公のお話が続いています。来年、早々にでる幼年ものもそうです。
その反動か、今、元気いっぱいの男の子が活躍するお話が書きたくなっています。
来年は、そういう年にしたいです。

2010年10月28日(木)
ほかほかのきもち

ひとっとびで冬が来てしまいました。
この気温の低下はなんなんでしょう。


雨の朝は、いつも駅まで夫、息子、娘を車で送っていきます。都合のいい運転手がわり。でも、わたしが駅に行く時は、みんないないから徒歩。ちょっとわりがあわない思い・・・・。
でもまあ、いつもできない会話ができるので、これも雨の朝の楽しみのひとつ。ほとんど話さない息子のぼそっとしたセリフなど、車ならではの交流です。
でも、今朝はびっくりです。
3回駅まで送ったうち、救急車に4回も出あってしまいました。急に寒くなったから、体調をくずす人が多いのでしょうか?

みなさん、気をつけてください。
わたしも、さっそく父、母に電話してみます。


山本省三さんが、新作絵本「おふろでぽっかぽか」を送ってくださりました。テーマが浴育だとかで、お風呂のぬくもりが楽しく描かれています。気持ちまでほどけて、つながる所も、家族で笑顔になれる所も、さりげなく楽しい絵の中にしのばせています。
奇をてらわないで、家族ベースのほのぼのした内容。プレゼントなどに喜ばれそうです。

山本省三さんは、大変器用な方で、文章だけでも活躍されていますし、絵だけでも活躍されています。今回は、作、絵も両方手がけています。こういう方、あまりいそうでいません。なんでもできちゃうって、心が柔軟なんでしょうね。

それにしても、食育の次は、浴育。いろんな言葉が生まれるものです。次はどんな・・・。是非、本育を定着させたい所です。

今日は、そんな山本省三さんといっしょに、おはなしエンジェル創作コンクールの打ち合わせです。急な寒さでなにを着ていったらいいか、迷う所です。

2010年10月25日(月)
秋、まっさかりです。

金曜日の出版お祝い会は、レインボーブリッジの見える、すばらしい眺望のホテルでおこなわれ、大変盛大で、また、あたたかいものでした。
おいしい赤ワインを飲んで、いろんな作家たちとおしゃべりして、きらきらした時間を楽しみました。
やっぱり、出版お祝い会はいいですね!

さて、俳句を始めた娘によると、「さわやか」というのは、秋の季語だそうです。
その季語にふさわしい陽気が続いています。
今日もお散歩日和ですが、わたしは、中野まで、公開研の下見に行かなければなりません。
11月13日の児童文学者協会の公開研、全体会で話してくださる、三木卓さんのおかげが、予想以上の人気で、参加者が集まっています。

今週は、毎日新聞にもお知らせがのるそうで、それで参加者が増えた場合、定員がいっぱいになってしまうなんてことも?? そうなれば、児文協始まって、初めての快挙です!
まあ、そんなことは、ならないと思いますが、今、迷っている方、キャンセルもできますので、早めに、参加申し込みをされるといいですよ。

会の最後、参加者交流会には、わたしも参加します。ホームページを読んでくださっている方、拙作を読んでくださったことのある方、気軽に声をかけてください。おしゃべりしましょうねヽ(^。^)ノ

わたしは、B分科会の司会担当です。09年度話題作を読もうということで、テキストが『園芸少年』『風の陰陽師』となっていますが、作者の魚住さん、三田村さんは、いらっしゃいません。みんなで、このテキストを読んで、わいわい言いあって、その中から物語の力をみつけていこうという会です。
作者に会いたいがために申し込んだのにと、残念がられても、困ってしまいますので、案内をよく読んで来てください。

風の陰陽師、大変おもしろいのですが、4冊もあり、全部読破は時間がかかります。
なので、一冊でも、また、読めなくとも、参加されてかまいません。会の後、みんなの感想を頭に残しながら、読んでみるのも、またおもしろいかも。
もし、一冊だけ読むなら、わたしのおすすめは、二巻目ねむり姫です。
三田村さんのストーリーテクニックの巧みさを堪能できます。たくさんの登場人物がとても個性あふれていて、ごっちゃにならないのは、すごい。清明の秘めた思いもせつないな~。

ちなみに、A分科会は、岩崎京子さん、中川なおみさん、時海結衣さんなと、作家たちが、子どもの本の歴史もの、時代ものについて、語ってくれます。

2010年10月22日(金)
出版お祝い会

今日は、Beこどもの本の勉強仲間、にしがきようこさんの出版お祝い会です。
にしがきさんは、第8回日本児童文学者協会・長編新人賞を受賞され、「ピアチューレ・風の歌声」で小峰書店よりデビューされました。
包容力のあるお人柄で、今日もたくさんの作家や、作家の卵、編集者さん、お友達がお祝いにかけつけるようです。夜景の見えるとてもステキな会場で、ピアノを伴奏にした歌も聞けるとか・・・。
にぎやかで、あたたかい会になりそうです。

そして、土曜日は、52期の創作教室の始まりです。今回は定員いっぱいの17名の受講者がいます。
意欲的な作品が集まっていて、どんな方が書かれたのか、想像しながら読みました。だから、わくわくどきどき!
継続の方もいてくださるので、最初の時ほど緊張せずにやれそうです。
これから5回のおつきあいですが、来てよかったと思ってくだされば、うれしいし、そう努力もしていきたい。
今、児童書の現状はとても厳しいですが、そんな閉そく感をつきぬけている書き手が現れてほしいですよね。
いつも、書き始めようとされる方々の熱意はとてもピュアで、わたしもがんばらなきゃと、いつも頭がさがる思いがします。
ということで、どうぞよろしく☆

2010年10月18日(月)
将来は、占い師?

ひこ・田中さんが、新刊をだされました。『レッツのふみだい』 草炎社です。
レッツがかわいいくて、自然。
ヨシタケシンスケさんの絵がまた、ゆる~い感じで、レッツの自由奔放な世界をよく表しています。
さすがです!
こどもと、大人の幼年童話という枠も、おもしろいですよね。

ところで、吉祥寺の伊勢丹の後に、コピス吉祥寺という新しいお店がオープンしました。駅ビルのようにたくさんのお店がはいっています。
さっそく行ってみました。(新しもの好きです)
ステキなお店の中に、ちょっと異色の所が。
手相占いのお店。
オープンキャンペーンだというので、興味本位で見てもらいました。


「あなたは、晩年、じっとしていないでしょう。というか、家庭の中にいるといざこざがおこります・・・」

そうかも・・、と聞いていると、パンフレットをとりだして
「占い師になりませんか? 人当たりがいい相なので、むいていると思いますよ」
と、占い師への勧誘をはじめたのです。
これには、び、びっくり。

「今、したい仕事があるのですが」
控えめにそういってみたら、その仕事は、どうやらあまり向いていないと、言うのです。
え、えええ!なんということを。
これなら、みせなきゃよかったとむくれていると、占い師は、60歳から稼げて、定年もないし、すわってできるし、美人でなくてもいいし、と、まくしたて始めました。

わたしは、なんのために、手相なんて見てもらったのでしょう。プンプン
でも、おもしろい体験をしました。
占いなんて、こんなものなのかも。

でも、もしかしたら、将来、国分寺の母とかいって、ガード下にすわっているかも・・・なんて、ね。
ちなみに、占い師の学校の学費は、50万ほどかかるそうです。
みなさん、気をつけましょう☆

2010年10月16日(土)
な、なんと!

今日の朝日の朝刊を見て、ガーン!
なんと、来年の花粉は5倍。多いところでは10倍とか。
普段でもひどい花粉症のわたしは、どうしたらいいのでしょうか?
もう、家から出られないかも。お花見も、楽しめません。
沖縄脱出を考えなきゃ、ならない事態かもしれません。
花粉のことを考えると今からユウツ・・・・。

今日は、きれいな青空。
花粉のない秋は、わたしにとって天国です。
これから、三鷹を散歩して、立川志らくの落語を聞きにいきます。
『大河に根をはる 志らくの、落語』
 立川談志に一番似ているという弟子は、かなり個性的。

シネマ落語など、おもしろいだけでなく、ホロリともさせてくれます。私は聞いてないですが、「タイタニック」まで落語にしたとか。いつか聞いてみたい。

落語も時代の中で変わってきていて、若手を中心に新しい流れがとても元気です。
三遊亭白鳥なども、はちゃめちゃでおもしろい。以前は寄席からしめだされたというけれど、今は人気者。

今日は、どんな話が聞けるか、楽しみです。

2010年10月14日(木)
おめでとうございます
チリの鉱山救出、よかったですね。目がくぎづけになりました。

先週、おふたりのベテラン作家さんが、ご出版されました。
加藤じゅんこさん、しごとでハッピーシリーズで『和菓子屋さん修行中』草炎社と丘修三さん、『ブンタとタロキチ』文研出版 幼年童話です。
どちらも、書きなれた作者ならではの、言葉選びで、魅力的なキャラをたてています。
和菓子屋さんは、ストーリーの中に和菓子のむずかしさ、奥深さ、そして、すばらしさが、巧みにおりおまれています。(さしげなく、でも、しっかり描かれています)ブンタとタロキチは、元気でけんかするけど、お互いを思いやる気持ちが行間からあふれています。
ぜひ、手にとっていただきたいと思います。

さて、先週は理論社が民事更生法を申請というニュースがかけめぐりました。カラフルが映画になったりと話題を集めていた出版社だっただけに、とてもびっくりです。児童書界を見回すと、理論社だけが苦しいってわけではないようです。どこも創作の出版を手控えて、確実に売れるものだけにしぼろうとしています。とくに児童書の高学年なんて危機的状態。
そんな中、書きたい世界を作品にして、出し続けるのは、本当に大変。
世間がもっと、子どもの本に注目してくれたらいいのに・・・なんて思ってしまいますが、ぐちっていたらだめですね。
注目されるようなものを、めざして、前向きに 書いていかなきゃ!

近くのイトーヨーカ堂が閉店セールをしているので、せっせ、せっせとかよっています。今月末まで。
不況の風が冷たい秋です。
2010年10月7日(木)
散歩をしてたら

昨日、パソコンを前にしてると肩がこるので、気分転換に散歩にいきました。
お気に入りの玉川上水沿いの散歩道です。いつもと違う道を歩いたら、平櫛田中彫刻美術館に出会いました。明治、大正、昭和をかけぬけた、有名な彫刻家の作品が見られるというので、入ってみました。
とてもいい美術館でした。(ヒラクシ デンチュウと読みます)

作品はもちろんすばらしいのですが、びっくりしたのはその気迫。

「わたしがやらねば だれがやる」というのが口癖で、写真のクスノキは、100歳を超えてから彫刻のためにとりよせて、乾かしていたものとか。100歳になっても、あと、30年は彫刻できる資材を確保していたというから、その創作意欲はあっぱれです。
長生きなのですが、若いころは、胸をわずらって静養したり、心臓を悪くして職をやめたりと、あったようです。彫刻が売れなくて、貧乏にも苦しんだとか。
創作の源、元気の源は、意欲なのですね・・・・・・。

帰りは遠回りして、ゆっくり散歩して帰りました。
住宅地のあちこちで、庭のキンモクセイが香り、ただぶらぶら歩くのが楽しくてしかたない、日よりでした。

さて、今日はおはなしエンジェルの選考会です。

2010年10月5日(火)
涼しくなりました

あっという間に秋が来ました。でも、ミニトマトはまだ、のびています。二メートルを超えるいきおい。いったいどこまでのびるのでしょう。

先日、話題の映画『悪人』を見てきました。予想以上に、救いのないストーリーでした。
役者たちの演技はどの人も、すばらしかったです。とくに娘をなくしたお父さん役の柄本明は迫力ある好演。悲しみが、これでもか、これでもかって伝わってきます。
現実には、こういうことっておきているのだと思います。(押尾学の事件とか)
けど、悲しすぎます。
こんな時、自分は児童文学の世界にはまりすぎているのかなって、思います。ほんのひとかけらでもいいから、希望を描いてほしいなって切望するから。
いえいえ、小さな希望は、あちこちに描かれていました。孫の買ってくれたマフラーをして出かけていくおばあちゃんの姿や、帰ってきたおとうさんを普通にむかえる、おかあさんの姿。そして、なにより、犯人になってしまった男を、愛してしまった女の寂しさとひたむきさ。でも、悪の前にそれらのやさしさは、あたたかくても、力なく思えてしまいました。
わたしは原作の小説は読んでいません。読んだら、印象が変わるのでしょうか?
他のみなさんは、どう見たか、映画『悪人』を見た人、原作を読んでいる人、感想を聞いてみたいです。(メール、ください)

さて、今は、おはなしエンジェル創作コンクールの作品を読んでいます。
今週の木曜日がその選考会があるから。
集まった数は、去年よりも減ってしまったようですが、なかなかステキな作品が集まっています。とくに最終選考に残ったものは、かなりいい作品ばかり。
うーん、創作って、選ばなきゃいけないのが、時々しんどい。
どの子にも、大賞をあげたい気分です。

2010年9月30日(木)
くらげのことば
早足で秋の気配がやってきた夕方、安東さんの新刊が届きました。『呼んでみただけ』 新潮社 です。

新潮社だけあって、大人の読者を意識したつくりになっています。だから、『頭のうちどころが悪かったクマの話』とは、ちょっと違うタイプに思えます。

限りなくやさしい物語です。
安東さんは、研ぎ澄まされた透き通った感性で、選びぬかれた言葉で物語をつむいでいきます。
気にいった言葉がうかびあがってくるまだ、妥協しないその創作姿勢は、さすが。そして、短篇としての切れ味がよく、独特の余韻が残ります。

第一話、くらげがほうき星と話したかった言葉が、はっきりと書かれていません。書かないことで、おはなしが、ほっこりと膨らんでいます。さて、くらげはなにがいいたかったのか?
言えなかった言葉をかかえて、海をただよっている、けなげなくらげを想像していると、なんだかやさしい気分になれます★
2010年9月25日(土)
ゲゲゲの女房

朝の連続テレビドラマ、ゲゲゲの女房が今日で終わりました。
毎朝、楽しみに見ていたので、とても残念。
9月にはいってからは、ホームドラマのようになってしまったけれど、極貧の中、漫画を書いている姿や、新しい編集者さんとの出会いの場面など、心躍るシーンがいくつもありました。
とくに、うれない時からずっと水木作品を応援していた乾さんや、初代ガロの編集者深沢さんなど味のある人物が心に残りました。
「近道はいきどまりだ」など、水木しげるの言葉にも、実感がこめられていて、心に響いてきました。
夫のいうことに文句も言わず、「おとうちゃんは、いいだしたら、聞かないから」という奥さんには、共感できないっていうか、到底なれないけれど、それでもこの人はこういう生き方ができる人なんだなって思える説得力がありました。事実の裏付けがあるからでしょうか。

さて、暑かった夏がストンと寒くなってしまいました。
ファンヒーターを回そうと思って、びっくり。
ゲラや書きかけの原稿が整理できぬままファンヒーターの上に山積み。これじゃ、暖房もできません。
寒くなると、すぐに、年賀状の予約とかカレンダーの販売とか来年が透けて見えてきます。
早く、今やるべきことをやらねば・・・・と、自分にネジをまいています。

2010年9月20日から22日(水)
シルバーウィーク

主人の仕事にくっついて、用事もあったので、長野の諏訪に行ってきました。
わたしもいろいろ忙しい時期で、行くことに二の足をふんだのだけれど、行ったら実りが多い旅行となりました。
まず、清里の吐竜の滝(上の写真)でマイナスイオンをあび、清泉寮でめずらしい森の妖精といわれる、ヤマネのミュージーアムを見学し、八ヶ岳をながめながら有名なソフトクリームを食べました。

あとの日は、主人は仕事。なので、わたしはひとりで、諏訪大社春宮、秋宮を見学。あさズバッで、みのもんたが取り上げて人気になったという、万治の石仏(写真下)も見てきました。岡本太郎がとても気にいったという、石仏です。
時計まわりに3回、まわりながら、願いごとをいうとかなうと書いてありました。さっそくやってみることに。願いごとは・・・ないしょです。

帰り道、旧中山道を歩きました。
ヘタレな私は4キロ歩いたらヘトヘト。昔の人はよく東京まで歩いたものです。
諏訪大社のまわりには、大きな樹がいっぱい。疲れはててながめていたら、なんだか木に見られているような不思議な気分に。木は、枝をゆらしながら、だいじょうぶ、だいじょうぶって、いってくれてるような気がしました。じんわりと、森のぬくもりを感じた瞬間=^_^=

長野の八ヶ岳近辺のこのあたりは、御柱といって木に神様が宿るお祭りがあるけれど、ほんとうにここなら、木に神様が宿りそうだと、木のパワーをいっぱいあびながら思いました。いつか、そういう諏訪地方を題材に、なにか書いてみたいです。
諏訪大社では、パパイヤ鈴木がロケをしていました。

帰ってきた東京はとても暑くてびっくり。
洗濯物もかたずけものもいっぱい。
しなければならない仕事も、それなりにたまっていて、なんだか、また諏訪にUターンしてもどりたくなりました。

帰り途、中央高速からの月が、とってもきれいでした☆

2010年9月18日(土)
ももたろう33号

同人誌ももたろう33号が、完成しました。印刷をお手伝いしているサンタポストさんが近所なので、わたしは今回掲載していないにも関わらず、ひと足先に受け取りました。
今回 うれしいのは、しばらく休んでいた河原さんが、また、書いてくれたこと。表紙は秋を思わせる色です。
次回は、わたしも参加できるかな・・・。

明日から主人の用事につきあって、長野の諏訪に行ってきます。できたてのももたろうを持っていきます。高速道路、すいているといいな~。

2010年9月16日(木)
Beこどもの本
水曜日は、Beこどもの本の勉強会でした。テキストは、「おれのおばさん」
今回は、講談社の授賞式とも重なり、人数は少なめ。でも、急きょ、JBBY賞をとってスペインの授賞式に行ってきた濱野さんがおみやげをもって来てくれ、盛り上がりました。お疲れなのに、とてもうれしい。とってもさわやかな表情が印象的。来月も新刊がでるという忙しさなのに、驚くほどたくさんの本を読んでいます。

さて、今回、Beには、うれしいしらせがはいりました。小川英子さんがファンタジー大賞の奨励賞を受賞されたそうです。ベテランなのに、あきらめず挑戦していく姿勢に、感銘をうけました。

Beの帰り、わたしは実家に泊まり、少しだけ親孝行をし、水道橋をまわって帰ってきました。その水道橋がすごい人だかり。何があるのかって聞いたら、ドームでスマップのコンサートがあるのだとか。
うわあと、びっくりしました。わたしと同じくらいの年の人が多かったから。10代20代のファンが多いかと思ったら、なんのなんの、まだまだ、わたしでもだいじょうぶなようです。コンサートを楽しむ年齢層は、ずいぶんとひろがっているんですね。それにしても、あれだけの人を一度に楽しませるのだから、スマップってすごい!
2010年9月15日(水)
おめでとうございます☆

柏葉幸子さんが、『つづきの図書館』(講談社)で第59回小学館児童文化賞を受賞されました。
昨日の新聞で知りました。
柏葉さん、いろんな賞をみんなとられています。
ずっと一線で書いているだけですごいのに、さすがですね。
物語のつづきって、ほんと、気になりますよね。そんなみんなが興味がある所を、おもしろいお話にしたてちゃうなんて、柏葉さんは、眼のつけどころが違います。
そういえば、鬼の先生方によく言われました。
「どこかで読んだようなものは、書くな!」ってね。
そんなこと、しみじみ思う毎日です。

本当に、おめでとうございます。

2010年9月13日(月)
児文協・秋の研究会・物語の力

昨年の付設研究会に続き、秋の研究会を手伝うことになりました。準備のため、今、三木さんの『ぽたぽた』などを読み返しています。
あとがきの一行『ある日、ペン先からこぼれるように幼い男の子のおはなしが生まれました』とあります。なんて、豊かな一行でしょう。ぽたぽたのどの作品も自由で、くすっとおかしくて、まっすぐ子どもというものを見据えていて、とても気持ちがいいものです。そして、児童書がとても大切にされていた、1980年代の香りがします。
是非、そんな三木卓さんのお話を聞きにきてください。

わたしは、B分科会の司会の一部を担当します。B分科会は、みなさんからたくさん発言してもらおうという会。どんな意見がとびだすのか、びっくり箱のような会です。わたしは、司会として迷子にならないか、ちょっぴり心配・・・・。そんなわたしを応援する意味でも、ぜひ、B分科会、よろしくお願いします☆

会の最後には、小さな懇親会もあります。いろんな楽しい趣向も取り入れようと、今から考えています。会員以外の方も出席でき、大歓迎ですが、定員になるとお断りのこともあるようなので、お申込みはお早めに。

●日 時  2010年11月13日(土)午前10時半~午後4時半
●会 場   中野サンプラザ(中野駅北口2分)
●プログラム
〈全体会〉10時開場、10時半~12時

講演  三木 卓「わたしが子どもに向けて書いてきたこと(仮)」
〈分科会〉午後1時~4時半
A分科会「子どもの本の歴史もの、時代ものについて考える」
☆報告者 岩崎京子・時海結以・中川なをみ

B分科会「09年話題作について話し合う」
★報告者 奥山 恵・皿海達哉・村山早紀

*今年度の協会賞受賞作『風の陰陽師』(三田村信行・作)『園芸少年』(魚住直子・作)の2作をテキストに、参加者も含めて今求められる児童文学のありようを論じ合います。●参加費 1,000円●申し込み方法 電話、FAX、Eメールにて、名前、住所、TEL、分科会AかBをお知らせください。折り返し受講証お送りします。参加費は当日受付にてお支払いください。

2010年9月11日(土)
トマトの収穫
ミニトマトがたくさんとれました。とり忘れてほっておくと、表面がわれて線がはいってしまいます。器にもってみました。これは、陶芸がご趣味のH編集者、手作りの器です。トマトのオレンジに藍色がとても合っています。こんな器をながめていると、わたしも陶芸でもやってみようかって誘惑にかられます。(でも、そういう時って、必ず、作品でいきずまっている時ですね)

さて、今日の午後は、柳家小三治の落語会に行きます。夫がどうしても一度生で聴きたいと望んだ噺家。今は落語協会の会長をしているそうです。
病気をかかえながら、真摯に芸に打ち込む姿がドキュメンタリー映画にもなりました。

わたしは、まだ、落語の奥深さがよくわからないようで、親しみやすい立川志の輔とか、柳家家禄とかが好きなのですが、夫に言わせると、それは初心者だからとのこと。
夫の落語好きは、どんどん高じて落語全集を購入してしまいました。せまい家は、わたしの買う本と、夫の落語と株関係の本と、息子のパソコンと娘の漫画と趣味の油絵でごったがえしています。もう、だれか整理整頓のできる人に助けてほしい~。
脱線しましたが、今日はどんな味のある落語が聞けるのか、とても楽しみです。眠らないようにしなきゃ!

以下は、ドキュメンタリー映画の宣伝文句からの抜粋です。

表現を抑えた『噺』のなかから沸々と湧き上がる人物像。じわ~っと込み上げてくる笑いや涙。あとあとまで胸に残る可笑しみ。噺家柳家小三治の落語は一度聴くと癖になる。なぜ人は小三治を聞きたがるのか。人を惹きつける"噺"はどこから来るのか。鈴本演芸場をはじめとする寄席、全国各地での独演会や落語会、高座での姿はもちろん、北海道から九州までの旅の道中や舞台裏、そして多彩な趣味の世界に没頭する小三治をカメラは追う。趣味であろうと遊びであろうと、その全てにおいて凝りだしたらトコトン突き詰めなければ気が済まない。「遊びは真面目にやらないと遊びにならない」そこには、何事にも完ぺきを求め、趣味の世界でも熱中する姿がある。
落語のこと、自分のこと、多くを話したがらない小三治だが、ふとした時に見せる表情や語られる言葉から、小三治の落語に対する気持ちが垣間見えてくる。そこには、高座での美しく堂々とした姿とは裏腹な、迷い悩み自分と格闘し続ける"人間・柳家小三治"の姿がある。
2010年9月9日(木)
小さいおうち

台風の大雨が通りすぎて、暑さも一息。とてもすがすがしい朝です。
写真は、育ちすぎてもてあましている我が家のミニトマト夫の背ほどのびているのですが、あまり実はなりません。それでも、毎朝、一個、二個と収穫するのが楽しみです。

昨日は、直木賞をとった『小さいおうち』中島京子を読みました。最終章がせつなく、また、かぎりなくあたたかい作品でした。
実は、途中まで読んで、少しなかだるみ感があり、また、わたしも読まなければなかならなかった別の作品があって、ほうりだしていたのです。
でも、旅行の時、最終章の謎解きがいいというのを聞いて、一気に読みました。その方の言う通り、最終章で一気にまとめあげるタイプの作品でした。いろいろちらばった色のピースが最終章で、ひと色に変わってしまうおうな、そんなテクニック、あこがれてしまいます。

ねたばれになるので、はっきりと書けませんが、人間はこんなにも悔いをかかえて年を重ねていかなければならないものなのでしょうか。
そうだとしたら、長生きというのは、なかなか大変なものです。
でも、悔いの中にもいろいろあって、この作品の『悔い』は、ひそやかで思いやりに満ちています。それでも、『悔い』は『悔い』なんだなって思って、『小さいおうち』の表紙の絵をながめています。

2010年9月3日から4日
盛りだくさんの栃木旅行

会報部の作家仲間で、栃木に行ってきました。地元高橋秀雄さんが案内してくださるということで、全員が集まりました。
栃木はうずま川流れる蔵の街。お祭りの山車や、タイムスリップした街並みがとてもステキです。(写真1)
川には、錦鯉がいっぱい。古い住宅を改装した郷土伝承館では、おばあさんロボットが三味線をひいてむかえてくれました。

その日、半分の仲間は鬼怒川に泊まりました。湯葉づくしのごはんに渓流の調べを聞きながらの貸し切り露天風呂。すごく贅沢なひととき。
次の日は、ライン下り(写真下)、霧降高原で天然氷のサクサクかき氷をみたり、日光の御用邸をみたり、特別公開の大猷院(たいゆういん)をみたりと、ばったりであった謎多き観光タクシーのおじさんの強引な案内で、おもわぬ展開の観光を楽しみました。

夜もたくさんおしゃべりしました。その中で、今年の講談社新人賞を受賞した桝井純子さんのことが話題に。季節風で長くか書かれているベテラン実力派だそうです。中高年も夢を捨てちゃダメだといってもらったみたいで、とてもはげまされました。
ファンタジー大賞の3次選考通過者にも、ベテランの名前があがっています。確かな実力に注目が集まる時代になるのでしょうか? なればいいな
中年作家諸君、夢をあきらめず、がんばろうね!

2010年9月1日(水)
9月になって

9月になっても、暑さは変わりません。今年の夏は本当にどうなっているのでしょう。
でも、父と母は、意外に元気で、助かっています。

昨日は、「てつだいマウス・ハッピーズ」の最終巻のラフがあがってきました
お話の中では、季節は冬。小さな小さなクリスマスツリーを、つちださんが、大変かわいく書いてくれています。できあがりが楽しみです。

来年4月にでる月刊絵本も、色見本ができました。
「しゅっぱつ~。たっくんでんしゃ」 アンヴィル奈宝子さんの絵です。
アンヴィルさんといっても、魔女や妖精のシリーズを書いている方ではありません。降矢奈々さんの妹さんとか。子どもの表情が実に豊かにかわいくかけていて、動きもあり、4月号にぴったりの絵になりました。

そのほか、まだひみつですが、もうひとつ、ラフがあがってきています。
こんなにいろいろ絵があがってくるのが重なるのは、わたしとしてはめずらしいこと。
いつも、本になるかならないかもわからないが、ただ、書きたいという作品を、シコシコと書いているほうが多いから。
朝のテレビ小説、「ゲゲゲの女房」じゃないけれど、本当に波があるお仕事です。

2010年8月29日(日)
ITにふりまわされて(-_-;)

今日は、突然、思いたって、ひとりで六本木ヒルズの恐竜展に行きました。青空をバックに恐竜の骨格が見れたら、ステキだなって思ったからです。
六本木に着くまでは、地下鉄をニ回も乗り換えなければなりません。四谷の乗り換えで、少し迷って、先行き危ういながらも、なんとか到着。大混雑の恐竜展に行きつきました。
平日に行けばいいものをわざわざ日曜日に行ったのは、最近のおとうさんと子供の姿などを見たかったから。でも、子どもよりもアベックが多かったのは、どうして???

でもまあ、恐竜のこともわかり、小さい子は、恐竜も怖がって泣いて、おとうさんだけが喜んでいることもあると取材もできたところまでは、予定どおりうまくいきました。

問題は帰り道。エレベーターから降り、ちょっと冷たいものでも飲んで、さて、帰ろうと思ったら、地下鉄の駅がわからない。
ヒルズってなんであんなに広いのでしょう。
すっかり迷ってしまいました。
そこで、取り出したのが、ケータイ。一度も使ったことのない、ナビ機能を使おうと思ったのです。でも、これまた、使い方がうまくわからない。しくはっくして、設定したけれど、なぜか歩いても歩いても、一向に駅が見えません。
こうなったら、しかたないと、最後の手段、案内人の人にたずねました。
わたしがよほど、しょんぼりとなさけなく見えたのでしょう。
駅まで案内しますと、連れていってくれました。もしかしたら、ふらふら歩いていたのを見られたのかもしれません。
その足の速いこと速いこと! くたくただったわたしは、必死でついていって、駅が見えた時は、バンザーイと言いたくなりました。困った時は、IT機器よりも人間のほうが役に立ちます。少なくとも、50代にとっては!、

涼しい地下鉄にのって、「よし、これをお話のタネにつかわなきゃ」と作家根性を抱きながら、家に向かいました。
写真は迷った時にとった、ヒルズの恐竜の模型。そのほかにも、巨大なクモアシがあったり、薔薇の花のオブジェがあったり、迷わなければ、ヒルズはステキな所でした。

2010年8月28日(土)
夏の終わりのお祝い会
昨日は、国分寺のカフェスローという、暗闇カフェなどで話題のオーガニック・レストランで、無店舗本屋さんのサンタさんの4月にでた本の小さな出版お祝いおしゃべり会をしました。
サンタポストさんは、8月によみうり新聞の地方版にも取り上げられたそうですが、地域をつなぐ本屋を営まれて、15年になるそうです。その間の出会いを財産に、いろんな人と人とをコーディネートするのお得意。サンタさんを中心に、出会いの輪がひろがっていきます。
かくいうわたしも西沢杏子さんとお会いできたのは、サンタさんのおかげ。
西沢さんの好きな虫の話から、方言の話、児童書の本の売れ行きに話など、もう、しゃべりだしたら止められない☆
銀河ビールとトマトカレーがおいしい、とってもステキなランチタイムでした。

ところで、サンタさんは、下記のようなイベントを近々行います。興味がある方もどうぞ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
社会福祉法人 万葉の里 国分寺市障害者センター
   いずみサンデーライブ!
   ~音をと取り戻した被爆ピアノ~
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

昭和20年8月6日、広島に落とされた原子爆弾によって被爆し
弾きて手を失くした「被爆ピアノ」が
2005年8月に修復され音を取り戻すことができました。
普段は広島平和記念資料館に展示されている「被爆ピアノ」が、
国分寺市障害者センターにやってきます!!
そのピアノを使って、国分寺市在住のジャズピアニスト河野康弘さんと
そのご家族がこころあたたまる演奏と歌声を聴かせてくれます。

日 時:2010年9月12日(日)
会 場:国分寺市障害者センター 1F ロビー・喫茶「いずみ」 
演 奏:KONOファミリー
    河野康弘(p) 三品真美(Vo) MASA(Vo、ダンス)
開 場:13:30 開演:14:00
入場料:1,000円(1ドリンク付き)高校生以下500円 就学前児童無料

・河野康弘さんプロフィール
1953年11月13日生まれ 国分寺市在住。
矢沢永吉バンドのキーボードとしてプロデビュー、ジャズピアニストとして他、
内外一流ミュージシャンとのセッションを経て今日に至る。
現在では環境保護の一環として壊れたピアノの再生、
ピアニストとして世界平和・環境保護運動を積極的に行っている。

主催:社会福祉法人万葉の里・就労継続支援事業どーむ
協力:サンタポスト

<問い合わせ・チケット購入> 

●国分寺障害者センター
 国分寺市泉町2-3-8(JR中央線・武蔵野線 西国分寺駅徒歩8分)
 電話042-321-1212 FAX042-321-1207
 E-mail:manyounosato@luck.ocn.ne.jp (担当:佐藤)

●サンタポスト 電話&FAX042-322-7120
 E-mail:santa-post@nifty.com  (担当:粕谷)
2010年8月25日(水)
ショックです!

家から5分のところにあった、イトーヨーカ堂が閉店になることになりました。かなり大きい店舗で、中には本屋もはいっていて、友人がパートしていたため、いろいろお世話になりました。
その本屋もあわせて、閉店するそうです。
すごく便利だったのに、これからどこで買い物をすればいいのか・・・。ショックをかくしきれません。
やはり、世間はすごい不況なんですね。イトーヨーカ堂恋ヶ窪店は、回りの商店街の反対をおしきり14年前に出店しました。便利なので、回りの商店街は次々閉店に追い込まれました。それなのに、撤退なんて、あの時閉店した商店街の方々は、どう思うのでしょう。なんだか、せちがらい話です。

そして、まだまだ暑いですが、夏も終盤です。
創作教室も51期もわたしの回は終わりました。出会いはうれしいですが、お別れはやはり少し淋しくて、なんだかぼんやりしてしまっています。みなさん、それぞれのペースで、書き続けてほしい・・・そんな風に思っています。フレーフレー

でも、ぼんやりもしていられません。
夏休みの宿題いわく、書きあげてない作品、書き直しの作品のの数々がパソコンの横に山積みになっています。9月になれば、子ども創作コンクールの選考がはいってくるでしょう。それまでに気をひきしめていきたいけど、なんだか、遊びにも行きたい。恐竜展も見に行きたいし、展覧会に、映画だって・・・・。
あー暑いのはいやだけど、8月がもう少し長かったらな。

2010年8月19日(木)
お盆はすぎたけど

まだまだ暑いです。でも、どこか秋風を感じます。
そんな時、押川理佐さんが月刊絵本の新刊を送ってくださいました。
『ねこまるせんせいのおつきみ』 ねこまるせんせいのユニークなキャラクターがわたなべゆういちさんの絵とぴったりです。
今回のストーリー、青いおだんごのわけに、はっとしました。からっとしていて、夢があって、元気がわく絵本。早く、単行本になってほしいです。

この絵のわたなべゆういちさん、今、町田で展覧会をしているとか。
町田はむすめが近くにいた時は、よく行ったのですが、とんとごぶさたになってしまいました。文化にとても理解がある所です。
行きたいけどなあ、暑いしなあ・・・・。そんな所で迷っています。

明日は、ひとつ打ち合わせがあります。以前、おてつだいした 『母と子のおやすみまえの小さなお話365』がとても売れているとか(この前、本屋でみたら、11刷でした)で、その関係の人とあいます。

そして、土曜日は、児文協の創作教室51期、わたしが講師の最後の会です。創作教室は、引き続き、10月からの52期も講師をさせていただきます。今回は人気作家、川北亮二さんと交互です。
52期は、人数も集まってきているとか。
参加されたいと思っている方は、早めに申し込んだほうがよさそうです。
(詳しくは、児文協のホームページで)

2010年8月14日(土)
ミニトマト・パーティ

我が家で育てたミニトマト。青かったミニトマトが、やっと色づいて食べごろになりました。大収穫。30個はなっていそうです。種から育てて、枯れてしまったのもあって、やっと育てあげたのが、わたしの背よりも高くなり、たくさんの実をつけているのをみると、胸がじーんとします。

さて、むすめがインテルの「あなたを作家にするプロジェクト」に応募していた人魚の足跡堂/木野つぐみ著の三話をアップしたそうです。よかったら、読んであげてください。
1、2話と、トントンと書いたのが、3話目は悩んで、仕事も忙しくて、だいぶ時間がかかってしまいました。その間に、第1回目の人気投票も終わったとか・・・・。すごい数の中、人気になるのは、宝くじであたるような確率にも思えます。
こんなに思いを発表したい人がいるのですね。9月までのプロジェクト。最後にはどんな作品が大賞をとるのでしょうか!

2010年8月13日(金)
妖怪いそがし

お盆になりました。お休みの人も多いのか、昨日から駅も人が少なく思えます。
でも、我が家は、わたし以外、みんな仕事へ。
とくに家人はそれこそ『妖怪いそがし』にとりつかれてでもいるように、休みでもいそいそと会社に行き、遅くまで帰ってきません。

この『妖怪いそがし』は、朝の連ドラ、「ゲゲゲの女房」に出てきています。今回の連ドラ、水木しげるの漫画に対する情熱にリアリティがあり、ベテランのわき役も芸達者ぞろいで、おもしろく見ています。
わたしは、はしっこの方から作家の世界をのぞきみしているような状態ですが、そんなわたしからみた創作の世界って、すごく忙しいか、仕事がなくて困っているかどちらか。バランスよく、仕事があって、安定してるなんて、あまり聞いたことがありません。
売れれば忙しすぎて、体がきついし、売れなければ生活が苦しい。現実は厳しいですよね。とくに書くことだけで、生活している作家さんは、出版不況の今、本当に大変だと思います。
まあ、家人の収入にたより、パートのようにお話しを書いているわたしなどは、一番、気楽な状態ですね。そこによりかからず、いいものを書きたいと、ファイトは燃やしているのですが、ちょっと甘えているかな・・・・・・。

そんなわたしも、今日は、S社との打ち合わせ。月刊絵本の出来上がった絵を見に行きます。編集者さんいわく、「とてもステキですよ」ということ。
朝からわくわくしています。

2010年8月9日(月)
東京よりも暑かった(-_-;)

山形に旅行してきました。
おいしいものもあるし、涼しいし、東京からそれほど遠くないしで、決めました。なのに、暑い、暑い! お土産やのおばちゃんも「今年は異常」だとぼやいています。
最後の昨日、庄内でおこなわれていた土田義晴さんの展覧会も見てきました。
庄内は山形でも秋田より。
遠いのですが、家人が、「おまえのお話の絵を飾ってくれるなんて、奇特なことは今後、二度とないかもしてない!」という失礼な言い方とともに、レンガーカーを走らせてくれました。
田んぼが続く景色の中をひたすら走って、藤沢周平で有名な鶴岡のさらに北、余目(あまりめ)という所の図書館のとなりのとてもステキな美術館で、展覧会はやっていました。
一歩はいって、土田さんのアイディアの数々に感動。小さな読者が来ても楽しんでくれるような工夫が随所にされています。そして。はりこの大きなクマの顔も。
それから、『マユとまほうのえがみ』の原画もいくつか、額にはいり飾られていました。
会場はちいさくても、心のこもった展示の仕方で、とても、うれしくなりました。ひとことでいうとしたら、『ぬくもりがある』展覧会です。

土田さんは、以前、あとがきで、お米がとれる地方で育ったので、おいしい童話を書きたいってかかれていたような。
庄内の豊かな自然を見て、クマの子の笑顔の原点がよくわかりました。



湯の川温泉の夕日
2010年8月4日(水)
ボケるパソコン

トマトがどんどん育って、わたしの背よりも高くなってしまいました。道行く人が立ち止まって見ています。でも、話を小耳にはさむと、どうもこんなに大きくしないで、ふつうは実が育ちやすいようにどこかで切るらしい。我が家のトマト、背ばっかりたかくなって、未だ収穫ゼロです。

i-padが、活用できるようになりました。でも、パソコンもあり、携帯もあるのに、さらにi-padでするこもありません。なので、音声認識ソフトというのをいれてみました。しゃべった話を変換してくれれば、キーボードをうたなくても、(肩こりなく)作品が書けるかもっと思ったからです。
でも、これがくせものでした。
ボケまくっています。

葉がしげる⇒ハゲかかってる
ショートケーキ⇒消毒薬
具体的な要件⇒具志堅ようこう

ざっとこんな感じで笑えること笑えること!
家族でのぞきこんで、落ち目のお笑いよりもおもしろいという結論になりました。

それにしても、毎日暑すぎます。今日はこれから会議のあと、実家に行き父母の顔を見て、週末は暑い東京を脱出します。

2010年8月1日(日)
借りぐらしのアリエッティ

暑い暑いとなげいているうちに8月になってしまいました。
サルスベリのピンクの花が街を彩っています。

今日は、話題のアニメ映画『借りぐらしのアリエッティ』を見てきました。
ジブリの作品らしく、美しい映像で、小人とかドールハウスとか大好きなわたしは、もう夢中! 映像美にくぎつけられました。
パンフレットによると、舞台は東京の小金井市にあるとか!
隣町ではないですか・・・。
原作の「床下の小人たち」のいい所をうまくすくいあげて、ストーリーにしていて、しっとりとした趣が感じられる作品になっています。

でも、感心ばかりしていたわけでもありません。
アリエッティの暮らしはとてもよく描けていましたが、ストーリーとしての山場は少しものたりない。一時間半という短さのせいか、盛り上がりに欠けたまま集結してしまったような気がしました。なんだかうまくまとめあげたなって、そんな感じ。

そしてなにより、今回は、宮崎駿さんでなく、新しい米林宏昌さんという若い人が監督したはずなのに、その人の独自性というか個性などが見つからず、従来の宮崎アニメらしさばかりを感じました。アリエッティは、トトロにでてきたさつきに似ていたし、無口はおとうさんは、魔女の宅急便にでてきたパンやのおじさん、翔は耳をすませばにでてきた男の子に似ていて・・・・。
宮崎駿さんのような業績を残した人の後は、とてもやりにくいのでしょう。
でも、ジブリが少し変わったっと言われるくらいの冒険がでてきても、おもしろいなって思ったりしました。
ジブリという期待をせおって、それを前向きに破壊していく・・・生易しくないけれど、でてきてほしいです。

2010年7月28日(水)
夏休みの宿題

暑い!暑い!暑い!
外に出たくないほどの暑さが続いています。
そんな中、夏休みの宿題のお手伝いをしました。中学の総合学習。職業についてインタビューをして調べるという学習らしく、「本当は小説家がいいのですが、童話作家も似ているから」という妙な流れから、友だちの娘の女子中学生に会いました。
「なろうと思ったきっかけは?」
「その職業ならではの、喜びとか達成感を教えてください」
純粋なそんな質問に、なにも用意してなかったわたしは、え?え?と戸惑い状態。
でも、おかげで、最初に本が出たころのうれしかった気持ちがよみがえってきたりもしました。
その子は、小学校4年までは、「大きくなったら忍者になる」っていっていたのが、中学になって、夢は、小説家に変わったそうです。
それを別れ際になって聞いたわたし・・・・・。夢なんだったら、もっといいこともたくさん言っておくんだっと、ちょっと反省。本が売れないのよ~なんて、本心をこぼしちゃったから。
でも、小説家になるという夢をもったさわやかな笑顔に触れて、なんだかとってもいい気分。帰り道、ぽっかりうかんでいるお月さまがとってもきれいに見れました。

2010年7月24日(土)
i-padがきた!

我が家にi-padがきました。予約しておいてから、一か月。届きました、3日以内に取りに来てくださいと電話があり、うきうきと家人が買ってきました。
まず第一印象はうすい。板みたいです。
それと、説明書が紙切れ。これで、初期設定できるのでしょうか???
わたしはとても心配ですが、なんとかなると、家人はうれしそう。ひさびさに家の中が華やいで、初めてパソコンを買った時のことなど、思いだしました。

出版にほんの少しですがかかわっている私としては、i-padで電子書籍が普及になると、本の質はどうなるのかとか、いろいろ気になります。インパクトが強ければいいとか、そんな風にながれるのではないかと危惧してしまうのです。
でも、新品の機器はそんな心配をこえて、未来へ広がっていくうきうき感を運んでくれてました。これからは、ひとり一台、こういう機器をもって使いこなす時代になるのかもしれません

そういえば、フロッピーがもう売られなくなるというニュースも流れました。フロッピーに一話ずつ作品をいれて、同人誌をつくった思い出があるので、ちょっと淋しい気分。どうもあのフラッシューメモリーって奴が苦手なんですが、そうもいってられなくなりました。☆彡

2010年7月22日(木)
納得の二冊

うっかり置いておいたキャベツが腐っちゃうほどの暑さ。プランターのプチトマトは娘の背ほどのびました。
末吉暁子先生の『赤い髪のミウ』(講談社)が送られてきました。鬼が島通信でずっと連載されていたもので、沖縄に繰り返し訪れて取材されていたことなど、書かれていました。
その取材が見事にストーリーにとけこんでいて、重たいテーマが沖縄の自然の描写に助けられ、とてもさわやかに感じられます。
これは、ドラマか映画になりそう。
ミウは、わたしが大好きな成海璃子か、志田未来にやってもらいたいな。
主人公のぼくは、「龍馬伝」で岡田以蔵役の佐藤健がいい! な~んちゃって。
ステキな作品は、映像が目に浮かびます。

同じ時期に、ひこ田中氏も『レッツとネコさん』草炎社を送ってくれました。こちらは三歳の日常を描いた幼年童話。。
うーん。この自然体、うらやましい。
どちらかというと、わたしは肩に力がはいっちゃうタイプなんで、読んでふわっと空気がなごむ文体にあこがれます。
絵のヨシタケシンスケさんも、よくマッチしています。

納得の2冊を読んで、暑さもなごみました。わたしも自分の作品に集中しなきゃね!

2010年7月19日(月)
梅雨明け

朝からうだるような暑さです。
そんな中、実家の帰り、みらい座いけぶくろで、盛夏吉例 圓朝祭りという落語会にいってきました。トリでは、歌丸の一時間にも及ぶ怪談噺を聞いてきました。
恐い話でも、なんとなくほっとする雰囲気をかもしだしているのは、ベテランの味でしょうか。それとも人柄でしょうか。
いっしょにいった、落語好きの家人は、芸で最後にでるのは、人柄だといいます
なんだかぎくっとしてしまいました。
もしかして、童話でも児童文学でもそうかもしれないかと思ったからです。

夏休みに入りたての池袋は、人がいっぱい。不況なんて嘘みたいに、活気があって、夜のネオンは魅力的でした。
でも、まだまだ原稿の仕上がりが気になったわたしは、レッドアロー号に乗り、所沢まわりで家路へ。
短い間だったけど、電車の快適な座席で飲むビールは、旅の香りがして、おいしかった。(#^.^#)

2010年7月15日(木)
育ってます
今、楽しみなのがプランターに植えたミニトマト。種からなのに、ぐんぐん大きくなって、みどりの実がつきました。家庭菜園にはまる人の気持ちがよーくわかります。育っていくのを見るのって気持ちいい!。無事、赤くなってねと、毎日ながめています。

夏休みも、間近。『ミキとひかるどんぐり』が、学校がすすめる夏休みの子どもの本という青い帯で書店に並んでいます。この絵をかいてくれた土田さんは、故郷の山形で原画展をやるそうです。お近くの方は、是非。

わたしも山形、行ってみたいな。時間があるかなっと、カレンダーを見ている所です。詳しくは土田義晴さんのホームページで
2010年7月8日(木)
満開
ゲリラ雷雨が続く東京。むしむしとうっとおしくて、いやになります。でも、植物は雨が大好き。うちの朝顔も、いつもより元気で、毎朝、たくさん咲いていています。あさがおの隣に植えた、プチトマトも、大きくなりました。収穫が楽しみ。

今月のわたしは、次に出版される本にむけて、ひとがんばりの時です。ここでのねばりが、作品にとても影響する。なるべく、気をちらさないでやりたいのですが、これがなかなか・・・。
そんな中、S出版の来年の月刊絵本も、決まりました。四月号です。すてきな画家さんも決まり、絵にとりくんでくれています。どんな絵になるか・・・、絵本も幼年童話も、この時が一番うれしいです。
2010年7月4日(日)
伊豆の二日間

伊豆のホライゾンというペンションまで、Be子どもの本の合宿にいってきました。とても有意義かつ、楽しくて、おいしい、ステキな二日間でした。
なにより、みなさんの書く姿勢の熱さに刺激を受けました。すごく楽しそうに、でも、とっても時間をかけて、丁寧に準備されて作品をかいています。だから、あんなステキなお話が次々生まれるのだと、秘密がわかった気分です。
更年期だったわたしも、少しやる気がわいてきました!

とにかく、Beは出版ラッシュ。この数カ月で出版されてる本のタイトルだけ、紹介すると、ムカシのちょっといい未来 (福音館創作童話シリーズ) 田部智子
ダンス・ダンス! (福音館創作童話シリーズ)
田部智
ヘヴンリープレイス (ノベルズ・エクスプレス) 濱野京子
7月下旬に にしがきようこさんが、長編児童文学賞をとった作品でデビューされます。これはまた、画像がでてから紹介します。
このほかにも、着々と出版準備をされている作品がひしめいていて、とにかく、かきたいことがあふれている人たちの集まった、熱いBe合宿でした。

2010年6月29日(火)
反響いろいろ
新しい本がでて、いろんな方が感想をくださります。牧野節子さん、高橋秀雄さん、西沢杏子さん、ブログで紹介してくださり、ありがとうございます。
てつだいマウスの一巻目、『ミキとひかるどんぐり』が緑陰図書に選ばれました。ひこ・田中さんも、メルマガ児童文学書評で紹介してくださりました。
ひさびさに、ひこさんのサイトにいったら、なんと、ツイッターをされてました。ちょっとびっくり! でも、ツイッターで、創作とかしちゃったら、おもしろいかも。いつも新しいことを取り入れていくひこ・田中さんって、不思議でステキです。

それから、鬼が島通信50プラス5号も届きました。
今回の表紙は佐竹美保さんです。鬼の先生方の元気がいっぱいつまっています。わたしとしては、柏葉さんの編集後記がおもしろかった。そうか。柏葉さんも、そんなことをするのかって感じ。あと、初めて名前を見た、志端祐さんの短篇『おはなしむしのおはなし』が楽しかった。わたしもおはなしむしを探したいな。
2010年6月28日(月)
信州で

3日間、信州で遊んできました。
天気はあまりよくなく、雨がふったりやんだり。でも、蛍の時は、雨もあがり、とても大勢の人が集まっていました。カエルの声もなつかしく、点滅するかぼそい蛍の灯りに、酔いしれることができました。

次の日は、諏訪大社、下社で今年建てられた御柱をみてきました。(上の写真)工事中の垂れ幕が雰囲気をそがれますが、御柱のまわりには、とにかくパワーがみなぎっている感じがし、その場にいるだけで、お祭りの熱気が伝わってくるようでした。

そして、昨日、蓼科まで足を延ばし、今、話題のバラクラガーデンに行ってきました。ここは、薔薇いろの暮らしというエッセイで有名なケイ山田さんなどの統括でつくられた英国式庭園。きれいなお花を見られると思っていったのですが、人、人、人。せまいのに、派手な宣伝のせいか、観光バスが次々ときて、なんともせわしない感じになってしまっていました。
ビーナスラインの風景のほうが、さわやかな気さえしたほどです。

さて、こんな風に遊びながらも、合間、合間で、原稿もたくさん読みました。今週末、Be子どもの本というグループの合宿に行くからです。長年、ももたろうに在籍しているわたしですが、たまには、他のグループの刺激もうけてみたくなり、昨年からいれてもらい、今年は初めての合宿でドキドキです。みなさんの合宿向けの作品は200枚近いものが、たくさん。どれも読みごたえがあり、書くことへの熱を感じるものばかりです。わたしはついていけるのでしょうか・・・

伊豆で行われる合宿。それにあわせ、体力もためておきたいのですが、それよりもなによりも、たまっている家事もこなさなきゃと、散らかっている部屋も見回して、ため息をついています。

2010年6月24日(木)
明日は、蛍

今日は、S出版と来年の月刊絵本の打ち合わせをしました。ウーン、短い言葉で表現するって、むずかしい。頭をひねっています。

明日からは、長野の辰野まで蛍を見に行きます。辰野は、主人の父のふるさと。天竜川沿いに蛍童謡公園という公園をつくり、蛍で町おこしをしています。
去年とてもきれいで感動しましたが、今年は、どんな具合でしょうか?
雨だと飛ばないので、晴れるのことを祈っています。

蛍といえば、虫の好きな西沢杏子さん、ホームページでわたしの新刊をきれいに紹介してくれました。この夏、開催される昆虫博(大江戸博物館)に、西沢さんがとった写真が飾られるそうです。すてきですね。
また、7月10日(土)は、国分寺の本多公民館で『虫語でつづる 詩と物語』という西沢さんの講演会が開催されます。

西沢さんの魅力にふれたい方は、是非、講演会へ。

2010年6月20日(日)
i-padを買いに

父の日です。オランダ戦、一点差ですんだので、家人はごきげんです。

話題のi-padを予約しようと、吉祥寺のヨドバシカメラまで行きました。i-padのまえは、すごい行列。見本にさわることもできません。
とにかく予約をしようと思ったら、予約なのに身分証明書がいるそうな・・・。おいおい聞いてないよって感じですが、怒ってもしょうがないことなので、引き揚げました。
さわれもしないと、ますますほしくなるのが人情。ウーン、悔しい~~。

帰り、吉祥寺美術館に立ち寄りました。ここは、武蔵野市立ということで、入場料はたった100円。小さいけれど、いつもすてきな展示をしています。今回は、小畠鼎子展。華やかな日本画が楽しめました。

2010年6月16日(水)
あじさいを見ながら

今日は、仕事が休みの娘と、国分寺のカフェに行きました。
食後にカフェオレを頼んだら、あらら、クリームでステキな模様が・・・。テレビでは拝見していたけれど、実際は初めて。
きれいすぎて、飲むのがもったいない感じです。

娘とあれこれ話していたら、いつしかインテルの「あなたを作家にするプロジェクト」のことへ。
75人も見てくれてとてもうれしいんだけれど、三話目がなかなか書けないとなげいていました。
まるで、作家みたいに!

でも、そうなんですよね。
自分の作品を書こうと思ったら、それがどんな短いものでも、作家なんですよね。よ~くわかります。
わたしもなかなかすすまない作品をかかえているので、ふたりで、ふーっとため息をつきながら、それでも、考えることがあるってステキだねっといいあって、帰ってきました。
でもまあ、娘とこんな話をするようになるなんて、思ってもみなかった。人生、なにがあるかわかりません。

2010年6月15日(火)
勝った!

サッカー、カメルーン戦、勝ちましたね! すごい! 驚きました。
サポーターの喜び具合も最高潮ですね。負けが続いて、不満がたまっていただけに、熱くなっています。
岡田監督も一夜にして評価がガラリと変わりました。
家人も本田のワントップなんて、むちゃだと言ってたのが、あれがよかったに変わっているもの。
世間って結果しだいなのね~~。

ところで、今年もおはなしエンジェル、こども創作コンクールの選考をします。たくさんのおもしろい話を待っています。
7月20日から、受付開始とのことで、まだ、主催のホームページなどではお知らせがでていないようですが、ちらしはできています。ちらし、ポスターがほしい方、くばってくださる方がいましたら、ぜひ、ご連絡ください。
待っています(#^.^#)

2010年6月10日(木)
かわいい絵に注目してください!

てつだいマウスハッピーズの第二巻目『マユとまほうのてがみ』(
国土社)が完成しました。

発売は、もう少しあとですが、見本が今日うちに届きました。
色あざやかなきれいな表紙! ハッピーズじゃないけれど、わたしもハッピーになれました。
カラーのページの挿絵も、きれいです。
季節感を大切に書いてよかったなって思っています。画家の土田義晴さんにも、感謝。タイトなスケジュールの中、がんばってくださいました。

土田さんのホームページもみてください。23歳でデビューしたなんて、驚き! それから、ずっと一線で、すごくたくさんの本をだされています)
今度はどんなハッピーなのかと 本を手にとって、ページをめくってもらえると、うれしいな。

2010年6月9日(水)
初夏は、白い花
昨日、実家からのかえり、思い立って、新宿御苑によって散歩しました。新宿御苑は、学生の頃、行った以来。大きなのびのびした樹木とひろびろとした芝生。遠足の小学生が遊びまわっていて、とても気持ちのいい空気がひろがっていました。都会の真ん中とは思えないほど。
園内には、薔薇もいっぱい咲きほこってました。
でも、木に咲く花は白い花がはなざかり。上の写真はニワナナカマド。下の写真は、タイサンボクです。小指の先ほどの小さな花の集まりと、人の頭ほどの大きな花。対照的な花が、とてもきれいでした。

帰り、図書館ですてきな詩集を見つけました。『ぼくたちはなく』内田麟太郎(PHP出版)です。内田さんは、絵本、童話作家として、大変な人気を博している売れっ子です。豪快な絵本も多い中、この詩集は、ことば遊びの楽しさが満載。くすっと笑ってそれていて、心の底がゆすぶられている、楽しい詩がつまっています。むずかしい言葉も、表現もなにもないのに、なんでこんなりじんわりするんだろう。
内田さん、すごい方です。
装丁の小柏香さんの絵も、詩の世界を邪魔することなく、じょうずにひろげてくれて、ステキです。
ぜひ、手に取ってください。
2010年6月7日(月)
おきゃくさま

今朝、プランターにプチトマトの苗をうえようとしたら、もそもそ、なにかうごいています。わあっとびっくり。
よく見ると、大きなカエル。わたしのギャーという声に、となりのおじさんがかけつけ、「こりゃ、カエルのほうがびっくりだわ!」と、あきれていました。
じっと見ていたら、はずかしがって、ものかげにかくれてしまいました。
なんという種類でしょうか・・・。
カエルは近頃、絶滅まで危惧されていますが、絵本の中では、たびたび登場します。子供も大好き。わたしも、今朝のごたいめんで、カエルのおはなしを書きたくなりました。
カエルさん、驚かしてしまったけれど、ずっとうちの庭にいてね!

2010年6月2日(水)
やっちゃいました(-_-;)

昨日は、S出版と来年度の月刊絵本の打ち合わせでした。
午後からだから、午前中はおふとんを干して、イトーモーカ堂の引きとりフェアにも行ってなんて思ってたら、電話が・・・
「あの、打ち合わせですが・・・」
そうです。やっちいました。時間、間違えていたのです。最初、一度午後でお約束して、その後、午前中に変更したのですが、わたしの頭の中だけ午後のまま。
あ~なんと恥ずかしい。

急いでいってあやまって、打ち合わせはすませたのですが、昨日はスペシャルにお忙しい日だったらしく、おふたりの顔にもあせりの色がありありと。
それにしても、打ち合わせがうちの近所でよかった。
都内だったら、まにあわなかった。
そのぶん、作品をがんばって、うめあわせしなきゃね!

2010年5月31日(月)
歌が聞こえる物語です☆

国分寺市の詩人で作家の西沢杏子さんが、新作をだしました。
『青い一角のギャロップ』角川出版です。白いユニコーンにのったかわいい女の子の表紙を見ただけで、ページをめくりたくなりますよね。
中身もとっても楽しい。ドレミの歌の替え歌にのって、心の中の世界を瞬間移動していきます。
わたしのおきにいりは、ドの国のどろまんじゅうのコーラスと、ソの国のソラマメのシェルターのところ。
お話の合間から、楽しい歌が聞こえてきます。
虫を愛する西沢さんらしいまなざしも、随所で感じられます。
とにかく、ファンタジーの世界を楽しみたい!、そんな気持ちで読んでもらいたい作品です。
これは、朝日小学生新聞に連載された作品。どうやら、続きも次々と出版されるとか。
さらに楽しみです。

2010年5月29日(土)
出版を祝う会
昨日は、『ティンパウ物語 蛇神の杯』の出版を祝う会でした。50人近くの人が集まった、とても盛大であたたかな会でした。作者の堀切リエさんと松田シズコさんは、大学時代からのお友だちで、その頃から、いつかふたりでファンタジーの本を出版したいねっと夢みていたとか。それがかなったのですから、夢みることって大事ですよね。
おふたりの思い出のワインのおいしいレストランには、花束や電報もたくさん集まりました。これからのおふたりの活躍に期待したいと思います。
2010年5月26日(水)
新緑がきれいです

昨日はひさしぶりに予定がない日でした。
なので、吉祥寺から三鷹まで玉川上水のほとりをゆっくり散歩しました。風の散歩道と名付けられたこの道、わたしは大好きで、リフレッシュしたい時に歩きます。

途中には、犬猫グッズのかわいいお店がありました。その前のブルドックの置物があまりにもかわいいので思わずシャメを。写真でみると、本物みたい。
散歩の後は、仕事帰りの娘と待ち合わせて、三鷹市美術ギャラリーでアルフォンス・ミュシャ展を見ました。デザインと線のきれいさにうっとり。うすい緑やかすれたような茶色のベースのせいでしょうか、華やかなのにしっとりと落ち着いた印象をうけました。
さて、その娘ですが、『インテルのあなたを作家にするプロジェクト』に第2話を発表したそうです。
人魚の足跡堂/木野つぐみ著
お暇があれば、のぞいてください。

2010年5月23日(日)
盛り上がりました☆

21日の金曜日は、児童文学者協会賞の授賞式でした。
魚住さんのスピーチ、自然体でありながら、ことばひとつひとつにセンスがあり、心にすっとはいってきました。
三田村さんは、ずっと賞にはめぐまれてこなかったと、本音をちらりと含ませて、書いてこられた早稲田時代からの歴史を話されました。

その会のあと、初めての試みの会員交流会。若い方がたくさん来てくれました。
その元気さと行動力にびっくり。ツイッターやネットで、いろんな作家や作家希望者と連絡をとり、情報交換されているというのです。いろんなことに、わたしよりも詳しく知ってたりします
いまだ、ツイッターのやり方もわからないわたしは、もう、一歩もニ歩も遅れている感じでした。(-_-;)
でも、そんな若い力、うらやましくもたのもしく思いました。

この交流会、最後にジャンゲンゲームをしました。100円をもって、ジャンケンで勝った人がとっていくというルール。それで最後の二人に残ったひとりは、なんと岩崎京子先生!。80をこえてると思えない元気さと、照れくさそうなしぐさの愛らしさに、会場からは、岩崎勝てコールがわきあがりました。
対する山口理さんは、そこにいるだけで悪役になってしまいました。結局、山口さんが、勝ったのですが、会場はとても盛り上がりました。
ただ、惜しむのは、会場のエアコンがこわれているのか、大変熱かったこと。
人の熱気でむんむんってこういうことなのね~~。

2010年5月19日(水)
新しい同人誌

昨日、新しい同人誌を送ってもらいました。
できたてほやほやの「さなぎ」です。
これは、わたしが、ちょっぴりお話をして、かかわった去年の児童文学学校(第37期)で知り合った人たちでつくったようです。
掲載されているメンバーは、8人。
手にとると、初めて「ももたろう」をつくった時のことを思い出します。
ちょうど、厚さも同じくらいでした。

昔は、児童文学学校や創作教室から、たくさん同人誌が生まれたと聞きますが、最近はあまりできませんでした。リーダーになる人がなかなかいないようです。それに、ひとりで書いていくほうがわずらわしくなくていいと考える人も少なくないみたい。
去年の学校の生徒さんたちは、とても熱いものを感じたので、もしかしたらと思っていたら、新しいグループが生まれました! 第一歩を踏み出したこと、ほんとうにおめでとうございます。

そうそう、わたしの同人誌「ももたろう」といえば、初期の立ち上げの時、とても奔走してくれた堀切リエさんの出版を祝う会が、月末にもあります。たくさんの方が来られるとお返事を頂いて、盛会になりそうです。
その前に、児文協の交流会などもあって、今月は、わたしにしては出が多い月です。

2010年5月14日(金)
虫語の語らい

今日は、虫大好きの西沢さんと国分寺の読み聞かせサークルおはなしポケットの打ち合わせに同席しました。
西沢さんの講演会をおはなしポケット主催でやろうという打ち合わせです。
すっかり打ち解けて、話はトントンとすすみ、7月にはステキな講演会になりそうです。しっかり決まったら、このブログで紹介します。
西沢さんは、今、ホタルの成育中だとか。とても忙しいとのこと。
土手がないとホタルの幼虫がさなぎになれないなど、たくさんの虫語の話が聞けました。それから新刊のことも。もうすぐ角川学芸出版から高学年向けファンタジーがでるそうです。おめでとうございます。これも、また、改めて紹介します。

それから、わたし的にうれしいことも報告します。
絵の土田義晴さんがお忙しくて、のびている、『てつだいマウス・ハッピーズ 2』ですが、なんとか6月に出版できそうです。(#^.^#)
このシリーズ、自然とのふれあいがテーマなので、季節感を大切に書いたつもりです。土田さんの絵も、あざやか!
昨年だした一巻目『ミキとひかるドングリ』は、夏休みの本に選ばれ、重版が決まりました。あわせて、よろしくお願いします。、

2010年5月8日(土)
親ばかですが・・・
インテルという会社が『あなたを作家にするプロジェクト』というのをやっています。
画面で本になった作品が読めるのです。
これに、娘のラムネも投稿しました。人魚の足跡堂/木野つぐみ著 で、ただいまインテルの本棚のファンタジーの所に作品がならんでいます。
みどりのうずまきのような表紙も自分で書いていました。
ほんとうに親ばかですが、ちょっとステキでやさしいファンタジーです。時間がある時、ちょっとだけでも、読んでもらえたらうれしいです。

 ところで、娘は、最初、日高ラムネというペンネームにして投稿などしていましたが、パソコンで姓名判断をしたら、努力しても報われない、仕事は失敗する。家族とも縁遠くなる・・・などとむごいことを書かれてしまって、ネタになるくらい運が悪いと笑いこけ、新しいペンネームを考えました。この作品が新しいペンネーム、第一号だそうです。

それにしても、このインテルのプロジェクト、なかなかすごいです。だって、作品が本の形になって発表できるのですから。そして、パソコンからですが、先生なんて呼ばれるらしいです。本棚をのぞくと、なかなかおもしろそうなタイトルが並んでいます。ファンレターを書くこともできるみたい。
本を書くことがどんどん身近になっていくのですね。
『人魚の足跡堂』は、まだ、第一章をアップしただけで、これからも続くそうです。
また、続きが無事にでることができたら、このブログでお知らせします。
2010年5月1日(土)
おめでとうございます

児童文学者協会賞が決まりました。魚住さん、おめでとう!
一時期でも、ももたろうにはいってくれていたので、なんだか、とってもうれしいです。あの頃から、ものすごく注目されていました。魚住さんが来られると、編集者が自然とまわりに集まっていたような・・・。
おしゃれでいつもセンスのいいファッションをされていたのが印象的でした。
控えめで、でも、話すとなかなかコミカルな所もあり、ことばの選び方にいつも魚住さんらしさがにじんでいました。表彰式には来てくださるでしょうか? なにを話してくれるか、楽しみです。
今回の園芸少年は、魚住さんの新しい魅力がつまっていると評価されています。どんどん大きくなっていく魚住さん、とってもまぶしいです。☆☆


第50回日本児童文学者協会賞

『園芸少年』 魚住直子 講談社

『風の陰陽師(全四巻)』 三田村信行 ポプラ社

第43回日本児童文学者協会新人賞

『ユリエルとグレン(全三巻)』 石川宏千花 講談社

第14回三越左千夫少年詩賞

『漢字のかんじ』 杉本深由起 銀の鈴社

2010年4月30日(金)
もう、終わり

気温差が激しいおかしな4月も、今日で終わりです。
なんだか、実家との行き来が多く、あわただしい4月でした。
でも、そんな中でも、新しい物語も書き始めました。やっぱり書いてると、元気がでます。

それから、昨日は奥多摩 古里に行きました。熊野神社で見つかった獅子箱を見に行ったのです。土蔵に眠っていたのだとか。奥多摩に獅子舞が伝わったルーツがこれでわかったということです。
江戸時代の木箱は、土蔵にあったせいか、かなりきれいに保存されていて、土蔵ってすごいんだなっと変な所に感心したりしました。
奥多摩、新緑もきれいだったけど、文化、歴史もおもしろそう。
少しかよって、こんな所からも、ファンタジーが書きたいなどと思っているのですが、いつになるのでしょう。
でも、以前、末吉先生は「10年かかると思えばいいのよ」っていってくれました。これは、ばたばたしているわたしには、ありがたい言葉。そうですよね。10年かけるつもりになれば、たいていのことはできます。

その末吉先生、青い鳥文庫から「ママの黄色い小象」が出版されました。この作品を初めて読んだのは、鬼が島通信。とてもあこがれたのをおぼえています。そして、運転がへたなわたしは、ママに同情したりもしました。
解説によると、25年前の作品。でも、すごいのは、全然 ふるびた感じがしません。
「長く読み継がれるものをめざして書きなさい」と、末吉先生はいつもおっしゃてますが、また、それを背中で見せてくれました。

2010年4月23日(金)

今日も冷たい雨。せっかく新緑がきれいな時期なのに残念です。
この気候のせいか、実家の父も具合がよくない。お天気が安定しないと、気分も安定しないみたいですね。
さて、鈴木出版のホームページに『ぼうけん どろだんご』が紹介されてました。よかったら、見てみてください。

2010年4月22日(木)
ワンダーランド

今日は、冷たい雨がふっていますが、昨日はとても暑い日でした。
その暑さのせいか、実家にいった帰り道、おもいついて、映画にいきました。『アリス・イン・ワンダーランド』
話題作だ。3D字幕。3D吹き替え 2D字幕と分かれていて、2Dで見ました。
でも、疲れていたのか、アリスが穴に落ちたあたりから居眠りに。気がついたら、もう、アリスは赤の女王のとなりにすわってました。(-_-;) まったく、なにをしてるのでしょう。映画代がもっていない・・・。
それでも、雰囲気は十分楽しめました。映像も、へんてこで頭にのこります。
最後の戦いの場面は、ちょっと好きではなかったな。
最後、赤か白かだけでなく、ピンクって選択しはなかったかなんて、思ってしまいます。期待して思いを膨らませて見てだけに、残念な気持ちになりました。
期待しすぎは、よくないですよね。そうじゃなきゃ、案外、おもしろいじゃないって、印象になるかもしれないのに。
この頃の映画館、すわりごこちがとてもよくて、快適。また、行きたくなります。

2010年4月15日(木)
デフレ

あまり目が疲れるので、老眼鏡を買いにいきました。いえ、老眼鏡とはいわないようです。お手元メガネ、専用メガネなどと名称が変わったらしい。
丸井にいったら、すごくきれいなメガネコーナー。店員もみな、おしゃれなメガネが似合っています。
そこで、びっくり。なんと4990円でレンズ付きが買えるんですって!!
安すぎない? だいじょうぶなの?って、思わず何度も聞いてしまいました。
わたしは、レンズを薄めにしたので、少し高くなったけれども、それでも一万円でおつりがきました。
デフレなんですよね。
新しいメガネは、つるのところが曲がって顔にフィット。エアータッチっと名付けられているくらい軽いので、すごく快適です。

新しいメガネで、送られてきた「てつだいマウス」のゲラをチェック。今、画家の土田義晴さんが、いくつもかかえて多忙な中、時間をさいて、がんばって絵をかいてくださっているそう。
順調にいけば、夏前にできあがるとのことです

2010年4月13日(火)
祝☆出版!

長年、宅配本屋で活躍のサンタポストの粕谷亮美さんが、取材をまとめて本を出版されました。科学の本です。
あなたの知らない『細菌のはなし』『カビのはなし』の二冊。小学生向けですが、大変読みやすくて、大人でも十分。
細菌は、除菌グッズがおおはやりで、少しでも臭いものには、ふたをしろっていう感じのCMがまかりとおっています。古い人間のわたしは、そこまで過敏にならなくてもって、思っていた矢先にこの本。とてもタイムリーでわかりやすく、細菌やカビを見直したくなります。
そういえば、粕谷さん、漫画『もやしもん』がとても好きだった話されたことがありました。菌とかカビに少なからず興味がおありだったのでしょう。
でも、一冊にまとめあげるだけの取材って、とても大変です。どんな忙しい時でも笑顔で走り回り、きちんと仕事される粕谷さんだからこそ、できたお仕事だと思います。
(大拍手)

散っていく桜がとてもきれいです。この時期になると、安房直子さんの「みどりのスキップ」という作品を思いだします。安房直子さんといえば、5月に朗読などのイベントがある模様。興味がある方は、花豆の会ホームページ

2010年4月12日(月)
変わっていく街

昨日とうって変わって寒くて冷たい雨の中、吉祥寺に行きました。編集者さんと打ち合わせのためです。
でも、驚きました。
大好きだった駅ビルロンロンがアトレに代わり、ユザワヤも場所を移してせまくなり、様変わりしていたから。
ランチのお店も、あそこにあったはずなのに・・・が閉店し、チェーン店に代わっていたり。
不況を乗り切るのは、個人商店は大変なのでしょうね。
それに、一番大きいのは、伊勢丹デパートが無くなっていたこと。
あとは、なにになるのでしょうか?

でも、ハーモニカ横町は相変わらず古くて、なつかしい味をかもしだしていたし、サトウのステーキの名物メンチカツは、長い列ができていました。
少なくなったとはいえ、今でもアーケードをくぐれば古くからの個人商店が多い吉祥寺の街。駅ビルに全部もっていかれることなく、今の雰囲気を保ってほしいな。

2010年4月9日(金)
マスクなしで

急速に花粉が楽になりました。いつもは、お花見っていわれても、ちょっと顔が曇ってしまうのですが、今年はだいじょいうぶ。
早く始まったせいでしょうか? いろんな年があるのね。

わたしが今、読んでいるのは、廣島玲子さんの『送り人の娘』
角川の銀のさじシリーズ、最新刊和風ファンタジーです。
エンターティメントっぽい流れですが、ゾクゾクするほどおもしろい。
細部までいきとどいた構成で、読者をあきさせません。生と死を扱うダークな内容ですが、それさえ気にならなければファンタジーがにがてな人も、だいじょうぶ。
東逸子さんの表紙の絵も、読みながらも何度も見てしまうほどステキです。

2010年4月6日(火)
暑くなったり、寒くなったり

気温の差が激しい春です。
でも、そのせいかサクラは長持ち。明日は、小石川植物園にお花見です。

山本悦子さんが、ポケネコにゃんころりんシリーズに新刊を送ってくれました。
『心は雪のように』 童心社のフォア文庫 
シリーズ5巻目は、ふしぎな鳥がでてくるんですって!

わたしも、これから楽しみに読みます。
なんと、次の巻は読者の考えたペットとコラボするとか・・・。なんだか、カッコいいな。
はぎれのいい文章と、かわいさマックスのにゃんころりん。
このシリーズ、読むと、ペットを飼いたくなります。

わたしも 亀でも飼って、シリーズに登場させてもらいたいな・・・。

2010年4月3日(土)
祝・デビュー

堀切リエさんが、ファンタジーを出版されました。『蛇神の杯』 長崎出版 です。
堀切さんは、同人誌ももたろうをいっしょに立ち上げた、同人仲間。今は、お仕事が大変お忙しくて、ももたろうからはなれていますが、長く同人誌の編集・校正をしていただきました。
そういう旧友の本。それも絵が、これまた,,ももたろうの挿絵を書いてくれている、松田志津子さんだというから、うれしいではないですか!

堀切さんと松田さんとは、大学時代からの友人。その頃から、ふたりで出版するのが夢だったとか。それがかなったのですから、なによりです。(この業界にいると、夢はかなうことばかりではないと、思いしりますから・・・)

舞台は、沖縄か東南アジアをイメージする架空の島。蛇にされてしまった友人を助けるために、ククモイは、精霊たちの力をかりて、奔走します。
武器を捨てた、平和の島という設定、最後の解決の仕方、9条を守る活動もされている堀切さんらしい視点が、随所に見られます。
ナルニア、指輪物語、ゲド戦記 など、翻訳の長編ファンタジーが大好きな堀切さん。
登場人物のカタカナ名が似ていて、わたしはちょっとてこずりましたが、読み応えのある一冊になっています。

2010年4月1日(木)
桜薫る春

今日は、わずかな時間ですが、娘と国立界隈を散歩しました。満開とはいきませんでしたが、桜がきれいでした。
来週から、勤めにでる娘。
「ねえ、春を意識して発売されたインスタント焼きそばには、サクラエビがはいっているらしいよ。夏は何がはいるのかな?」
というわたしの問いに、「夏は、スイカじゃない」と、真顔で答えました。
スイカとやきそば・・・、
社会人になる娘がとても心配になった母でした。


話は変わって、牧野節子さんの新刊がでました。『夢みるアイドル』 角川つばさ文庫です。三巻目で最終回。
女の子の夢と悩みがぎゅっとつまったこのシリーズ。あこがれることの大切さ、せつなさや、めげそうになる気持ち、さまざまな思いを「歌う楽しさ」とともに、膨らませてはずむように書いてあります。
どうぞ、一、二巻とともに、手にとってください。

2010年3月28日(日)
柳家喬太郎

この頃、父、母、ふたりだけの暮らしに不安がるので、実家にかようことが多くなり、なんだか、家がふたつあるみたいです。
今日も、これから実家へ。
でも、その前にお楽しみも。柳家喬太郎の落語会が当たり、行くのです。喬太郎は、『今おもしろい落語家』(文春ムック)で第一位になり、のりにのっている若手(?)です。SWA(創作落語アソシエーション)のメンバーでもあります。SWAは、おもしろい落語を作り出し、落語の世界を活気つけたいと、つくられたグループ。林家彦いち、三遊亭白鳥 春風亭昇太
、などがメンバーにいて、喬太郎がリーダーとなっていて、独自の落語会などもやっていて、今、落語ファンの中では注目のグループ。さて、今日はどんな話を聞けるでしょうか。
今日の落語会の場所は、銀座。銀座といえば、お正月あけに加藤純子さんに案内されて歩いたのが、とても心に残っています。松坂屋の周りに中国からの観光客が多いとか。迷わないで、つけるでしょうか・・・・・。

2010年3月25日(木)
同人誌ももたろう

桜がほころんだというのに、冷たい雨がふっています。冬にもどったみたい。
きょうは、ホットカーペットに寝転んで、出きたての「ももたろう」32号を読んでいます。今回のももたろうは、ちょっとうすめ。でも、みんなの書きたいって気持ちが、ぎゅっとつまっています。
表紙のいちご色を選んだのは、yamamotoさん。その表紙の色のメッセージが、よかったです。村上勉さんの言葉が書いてあったから。
 村上勉先生、最近は出会う機会もなく、お顔を見ることもなくなってしまったけれど、お元気なのでしょうか。ももたろうの最初の頃、お髭の似合う笑顔で、ずいぶんと励ましてもらいました。
みなさん、できたての「ももたろう22号」どうぞ、手にとってください。

2010年3月20日(土)
ぼうけん どろだんご

今日は、娘のラムネの卒業式。快晴の卒業式日和で、まぶしい笑顔にたくせん出会いました。
娘はいろいろ忙しそうなので、一足先に帰ってきたら、すずき出版の月刊絵本こどものくに 『ぼうけん どろだんご』ができあがって届いていました。
単純なストーリーなのですが、わたしは、すごく気にいっています。
とにかく、白土あつこさんの絵がかわいらしい☆
編集の方が、いろいろ考えて、どろだんごのまるちゃんがかわいくなるようにしてくれました。
月刊絵本なので、書店にはおかれません。ほしい方がいたら、少しならおわけできるので、メールください。(定価370円)
5月号なので、子どもたちに届くのは、4月以降・。チューリップ版なので、年中組み(4歳から5歳)向けです。
幼稚園にはいったばかりのホヤホヤの園児たちが、よろこんでくれるとうれしいな!

2010年3月17日(水)
春の花
うちのとなりの家のおじさんは、魔法の手をもっています。どんな草花もみごとに育てる手。
わたしは、どれだけその手に助けられたことか。
写真のサクラソウ、スイセン、今、となりのおじさんの家で満開。これから夏になれば、ユリもたくさん咲きます。

おじさんの庭のすごい所は、せまさにもめげず、丹念に世話をしている所。プランターや、駐車場のほんのわずかなスペースにお花を植えて楽しんでいます。草花と会話するように、見つめあっていることもしばしば。きっと、草花の声が聞こえるのでしょうね。

それにひきかえ、わたしの手は、どうもよくありません。
水をあげすぎてしまうようで、どうもうまくいかないのです。根がくさってしまうのでしょうね。肥料のかげんも、なかなか・・・。
園芸少年(魚住直子)にも、そのあたりのことが、描かれていました。
きっと、せっかちなので、いけないのでしょう。植物を育てるのは、少しのんびり、でも、気をぬかない・・・そういう性格がむいているのかも。
いつか、わたしも、草花の声が聞こえるでしょうか。
2010年3月16日(火)
創作教室
4月から創作教室の講師をすることになっています。どうやら、まだ、定員に達していないようです。ひとりで書いている方、あと一歩、何かをつかみたい方、どうか、参加してください。
創作教室を卒業された方は、近年、本当にたくさんデビューし、活躍しています。それはもう、わたしなんか、目がまんまるになってしまうほど。(ご本人の了承をとれたら、お名前を掲載しようかと思います)
この教室のいい所は、同じ興味の方と出会えること。半年間、月二回、顔をだしていると、仲良くなり、同人誌をつくったり、その後励ましあったりと、様々な交流が生まれています。
わたしも「ももたろう」という同人誌とその仲間にずいぶんと育てられて、ここまで書いてきました。そんなつながりは、大きな力になります。

月二回は、わたしとしぶくてダンディな中野幸隆さんが交互に行います。
また、最初の4月4日は、部長の木村研さんが行い、わたしも見学に行きます。
その時の見学も可能かと思うので、そのあたりも児文協事務局に問い合わせてください。よろしくお願いします。


新人作家を志す人のために
第51期創作教室 受講生募集


◆内 容……受講生からの提出作品を、講師と受講生に事前に読んできていただき、合評するという形です。
◆定 員……17名(申し込み先着順)
◆期 間……2010年4月~2010年9月

4/3 4/17 5/1 5/15 6/5 6/19
7/3 7/17 8/7 8/21 9/4 9/18

◆時 間……午後2時~4時半
◆場 所……日本児童文学者協会事務局
         (地下鉄東西線神楽坂駅徒歩1分)
◆講 師……赤羽じゅんこ、中野幸隆、木村 研
◆受講料……50,000円(協会員は47,000円)
◇申込方法……児文協まで定員の空きを確認後、現金書留にて受講料郵送してください。折り返し受講証などお送りいたします。
2010年3月14日(日)
引っ越し

忙しい週末でした。土曜日、バタバタと家とわたしの分の年末調整を仕上げて、税務署のポストへ。

そして、日曜日は、娘のラムネ引っ越し。大学近くの寮から家にもどってきます。
おりしも、近くの大学の卒業式の日。袴姿の女子学生がたくさん歩いていました。
みんなうれしそう。
とくに、袴の女子学生よりも、うれしそうなのがお母さんたち。今のお母さんは若くみえるので、おしゃれなスーツを着ていると、この人も卒業生と見間違ってしまいます。
我が家のラムネもはらはらさせられたのですが、来週、卒業です。
心配してくださった方、ありがとうございます。

4年前、引っ越しを手伝った部屋を一日かかってかたずけて、掃除しました。
4年って、早いなって思います。
でも、その間にわたしの体力はずいぶんと衰えてしまった感じ。
夕方には、はぁはぁ・・・。
でも、なんとかかたずき、広くなった部屋で大の字にころがってみました。
線路の近くの寮なので、小田急線の音が、体にまでひびいてきます。
大学がたくさんあるこの土地は、わたしが住んでいる国分寺よりも、若々しい空気がただよっているみたい。

帰り途、線路沿いのサクラ並木のつぼみは、十分にふくらんでいて、今にも咲きそうでした。
希望に胸をふくらました娘と、サクラが咲き誇る中、この道をとっおったことが、よみがえってきました。
あの時は、まだ、不況も就職難も重い影をおとしていなかったような・・・・。
でも、引っ越しにしんみりしているのは、わたしのほうで、娘はもう、次のことを考えている様子です。

2010年3月13日(土)
引き出しの中の家

おとといあたりから、花粉がたくさん飛んでいます。だから、ずっと頭の芯が重たい感じなのですが、その憂鬱さを吹き飛ばすような作品と出合いました。
朽木祥・作の長編ファンタジー『引き出しの中の家』(ポプラ社)です。
小さな女の子、花明りと、二人の少女の交流。
この花明りがとてもよく造形されています。
始まりからして、なんてすてきなんでしょう。

引き出しの中に小さな家をつくるのです。
かつて小さな人が活躍する話には、佐藤さとるのコロボックルがありました。あれも細部までリァリティが設定されている見事な話でしたが、こちらの花明りも、とてもよく考えられています。
そして、読み終わるとあたたかな気持ちになれます。
子どもたちだけでなく、どんな年代の人でも、妖精などが好きな人はOK。
わたしも、小さな人が活躍する話をずっと成功させたいと思っていました。でも、見事にやられてしまいました。
でも、見事すぎて、悔しさはなく、かえってすっきりしたくらいです。

真っ赤なブックカバーの装丁もステキですが、カバーを下のお花の絵もとても愛らしい。
きっと長く愛される名作になるでしょう。

今、朝日新聞では、川上弘美が『七夜物語』を連載しています。時折まじる、大人びた表現が気になりますが、それでも、少女のこころのあり様が巧みに描かれ、ファンタジーの世界がほっこりと膨らんだ読み応えある物語です。
上橋菜穂子さんの『獣の奏者』のような異国が舞台のファンタジー(壮大で、国と国の戦いも描かれている)から、エブリディマジックのような身近な所の不思議へ・・・・。ファンタジーの流れが変わってきているような・・・・・・。

2010年3月11日(木)
放課後の怪談

突然、雪が降ったりと、おかしな天気の春です。
去年、執筆した 放課後の怪談『悪魔のピエロ』(偕成社)が出来上がって、届きました。
アンソロジーで、わたしは、『不幸の石』を書いています。
これは、編集委員の4名が、しっかり読み込んで、時には書きなおしをしできあがったものです。
アンソロジーですが、なかなか読みごたえがありますよ。表紙の絵も目立ちます。

この春は、わたしは、親の介護で振り回されていたりします。そんな時、こうやって本が届くと、うれしいし、また、がんばって書きたいと意欲がわきます。
でも、その前に、確定申告もクリアしなければ・・・。
娘も大学を卒業して、寮から引っ越してもどってきます。すっかり物置化した部屋をかたずけなければ・・・・。
細かい用事があとからあとから追いかけてきます。
それでも春は、なにか新しいことをしたくなるもの。
わたしも、時間をじょうずに使って、時間がかかっても新しい作品に挑戦していきたいです。

2010年3月4日(木)
アサヒタウンズ

朝日新聞の姉妹誌として、地域ごとに届けられていたアサヒタウンズという情報誌が3月で終わりになるそうです。すごくショックをうけました。
写真がいっぱいあり、カルチャー的な情報がたくさん掲載されていた、毎週木曜日の楽しみだったから。
娘も大学のサークルでいっかい、顔写真が小さく載り、近所の方が気づいてくれました。小学校の時の担任の先生がそれを見て、電話をかけてきてくれたりもしました。
終わりになる理由は、朝日新聞からの援助が止まるからだそうです。朝日新聞自体も、電子情報に押されて、部数が伸びず、人員を制限している状態のようで、不況を実感します。

あとひとつ、昨日はショックだったことがあります。絵本画家のかがくいひろしさんが、昨年、お亡くなりになっていたこと。まったく気付かず、昨日、ネットをみていて知りました(遅すぎる~)
だるまさんシリーズなどで大人気。今、本屋にかがくいさんの絵本がならんでないことはありません。わたしも、ひそかに注目していました。
そんなヒットのさなか、お亡くなりになっていたなんて、残念すぎますよね。でも、作品はいつまでも残り、子どもたちの心に刻まれていくことでしょう。

2月には、瀬川 康男さんもお亡くなりになりました。大巨匠です。
絵本、児童書の最盛期を盛り上げ、活躍された方々も高齢になってしまったのですね。寂しい限り。ご冥福をお祈りしたいと思います。

2010年3月3日(水)
花粉症

花粉症がひどいです。
市販の薬を飲むと、鼻はよくなるけれどのどがヒリヒリに渇きます。それでも、お医者に行くのがめんどうで、市販薬ですませようとしたら、喉が痛んで、声がかすれてしまいました。(-_-;) 
あわてて、病院にいって、いつもの薬をもらってきました。
これをしばらく飲めば、落ち着く気がします。
でも、今回でこわくなりmした。

市販薬のアレルギー鼻炎用、かなり強めの薬なのかも・・・・。みなさん、気をつけてください。
でも、花粉は始まったばかり。これから暖かくなるにつれ、どんどん飛ぶでしょう。
3月は、外出を控えたいけれど、なかなかそうもいかない事情もあります。
まあ、少しでも気持ちをのんびりさせて、楽しいお話でも読んで、のりきりたい。
そうだ。花粉症が主人公の作品を書くのもいいかも。
だって、なにより、気持ちがわかるのだから。

2010年2月28日(日)
銀メダル

浅田真央が銀メダルをとりました。すごくよくやったと思います。(大拍手)
ただ、選曲には少し不満。もっと真央ちゃんらしいかろやかな曲のほうが、すべりやすかったのでは。
コーチとはうまくいっていたのでしょうか?
でも、そんな不平不満はいっさいこぼさず、前向きな真央ちゃんだから、国民的人気者なのでしょうね。

前日の記者会見で金メダルがほしいとはっきり宣言する真央ちゃん。銀メダルで悔しいって、涙する真央ちゃん。
大人になると、ほんとうはほしくても、ほしくない振りをしてしまったり、くやしくても、くやしくない振りをしてしまったりしがちですが、真央ちゃんはそのままの自分の気持ちをおしみなくだしてきます。
そういうところが、すごく眩しく感じました。
今日は、東京マラソンです。でも、大粒の雨がふっています。どんなレースが見られるのでしょうか・・、

2010年2月24日(水)
クリスタルジャパンに拍手!

カーリングが連敗して、予選通過はなくなってしまいました。でも、連日楽しませてもらって、本当によくやったと思います。マスコミは上を狙いすぎ。きっと重圧もあったでしょう。でも、すがすがしい表情の彼女たちの戦いにずいぶんと元気と勇気をもらいました。

重圧といえば、今日はフィギュアです。
真央とキムユナのプレッシャーは、ものすごいと思います。
気が弱いわたしは、ひとりで見れないかも!
ちょうど、今日は予定があるので、家族がいるところで、落ち着いて見ようと思います。

連日オリンピックを見ていると、スポーツのもつ力を感じます。運動がにがてなわたしですが、なにかを一生懸命にがんばる物語を、いつか書いてみたいなんて思いました。つくづく影響を受けやすい性格です・・・・(-_-;)

2010年2月22日(月)
イメージ

カーリング中継がお休みの昨日の日曜日、主人が犬の名前の映画を見に行こうといいだしました。
えっ? 犬の名前?
なんだろう・・・、どうやら『ゴールデンスランバー』のことみたい。ゴールデンレトリバーとまちがえて、犬がでてくる映画だと思ってたみたいなんですよ。
まあ、とにかく映画館へ。オリンピックの影響か、がらがらの状態。
始まると、はらはらさせられて、とても引き込まれました。荒唐無稽な感じもあるけれど、ビートルズの名曲ゴールデンスランバーと、大学時代のサークルの思い出がアクションの合間のしんみりした味付けになって、心に残りました。

映画の中で何度もイメージという言葉がつかわれていました。
主人公はイメージで犯人にされたという設定だから。
おりしも、オリンピックでは国母選手の腰パンが話題に。あの記者会見はいただけないけれど、マスコミは国母選手をヒールのイメージで定着させようとしていないでしょうか?
いい人のイメージ、やんちゃなイメージ、オリンピックの選手たちからもいろんなイメージを受け取ります。でも、この映画を見ると、テレビが映し出しているのは、本当のことなのって、疑いたくなります。
イメージが本人を超えて、本人を翻弄する・・・・・恐いけれど、現代なら、起こりそう。
そんな視点も現代っぽく、原作者の伊坂幸太郎はすごいなって思ってしまいました。
本屋大賞受賞の原作。読みたくなりました。
果たしてわたしは、どんなイメージをもたれているのでしょうか・・・。考えると、眠れなくなりそう(-_-;)

2010年2月21日(日)
ヒヨドリ
一週間に一度くらいの割合で、実家に行くことが多くなっています。
この前泊まったら、土曜日の朝、父が楽しみがあるとうれしそうにいいました。パン屑を目当てにベランダにくるヒヨドリの夫婦(?)です。
最初はスズメが来ていたのですが、ヒヨドリが来るようになると、ぱったり来なくなったそうな。もう、自分たちのなわばりと見張っているようです。
このヒヨドリ、朝から何度も来て、パン屑を催促します。おいしそうに仲良く食べる様子は見ていてなごむ風景。父が楽しみにしている理由がよくわかりました。
写真をとろうとすると、ぱっと逃げてしまいました。カーテンの影からやっとケータイで撮ったのですが、ずいぶんとピンボケになってしまいました。

この頃は、日差しに春の力強さがまじってきました。そろそろ花粉も本番です。でも、心強い味方をみつけました。マスクのガードプロ。
鼻あてのクッションのおかげでメガネが曇りません。
メガネでマスクの方、おすすめですよ!
2010年2月19日(金)
カーリングに夢中

完全にオリンピックモード。毎日、カーリングをテレビ観戦しています。最初、ルールさえわからなかったのが、だんだんわかってくると奥が深くておもしろい。体の大きさがあまり関係しないこういうスポーツは日本人にむいているのかも。それにクリスタルジャパンの女子選手はみんなタレントのようにおしゃれでかわいらいい!
それにしてもオリンピックいろんな見どころがあります。
敗者の表情やコーチたちの応援ぶりなどもそのひとつ。勝った選手たちは、みんな一様に喜ぶが、負けていく選手は様々な顔を見せてくれます。
そんなところを注目してみるのもおもしろい。テレビは、メダルの数だけを追うのではなくて、もっと様々な国の様々な人間模様を映し出してくれたらいいのになって、思います。
今日は男子フィギュア。織田信成の髪形はなんだあんなにぺっちゃんこなんだろう・・・・。そんなことに疑問をもちつつも、応援したいと思います。

2010年2月14日(日)
オリンピック

今日は朝から、オリンピック中継を見ていました。モーグルの決勝戦、あと一歩でメダルに届かなかった上村愛子さん。4年間、練習し続けた成果が一瞬で終わるのだから、スポーツは恐いです。
でも、上村愛子の活躍にずいぶんと励まされました。いつも笑顔で上をめざしていた愛子さんの姿に、もしかしたら、金をとった以上の元気をもらったかも。
だから、ほんとうにありがとう。

一生懸命な姿は、メダルがとれてもとれなくても、胸をうちます。

2010年2月9日(火)
嵐の中、金沢へ

先週の金曜日、家人の仕事のおともで、新潟県、直江津に行きました。おいしい日本海のお刺身を食べて、その日は、ごきげん。でも、次の日、大雪で電車が止まってしまったのです。越後湯沢にももどれない、長野にも行けない、唯一走る電車が富山行きの各駅電車!それも強風で、名立駅で止まっている。
わあ、閉じ込められてしまったよ~。
こんなこと、初めて!
でも、雪国の人はいたって落ち着いている様子。
駅の中をうろうろしながら、しかたないから、富山まわりで帰ろうと、急きょ決め、金沢観光をすることにしました。
3時間近くおくれて、やっときた各駅電車を見たときは、感動もの。大きな窓から、荒れる日本海を見ながら、いつもの倍の時間をかけてゆっくり金沢へ。
やっとついた雪の金沢。兼六園の雪景色が見事にライトアップされていて、来てよかったと寒さを忘れてみとれました。
あまりない体験を、家人はおもしろがって楽しんでましたが、体力不足のわたしは、ドキドキしっぱなし。日曜日、帰ってきて、昨日は一日寝込んでしまいました。

2010年2月4日(木)
冬の京都

仲良しの5人組で、冬の京都に行ってきました。(1~3日)
東寺五重塔など冬だけの特別公開をたくさん見ました。

とくに襖絵は、多く見る機会がありました。重要文化財、世界遺産などに触れて、タイムスリップしたみたいな気分です。ただ、お寺は寒かった。靴をぬいで見学する所がほとんどですが、足もとからじんじんと寒さがあがってきます。京都に冬行かれる方がいたら、是非、厚手のソックスを。

今回、京都生まれのMさんが案内してくれたので、いつもは見ない京都にふれることができました。南禅寺に行ったり、建仁寺の祇園丸山という料亭(写真下)で、高級ランチを食べたりもしました。
京都の懐石料理は初めての体験でしたが、とてもおいしくて、最後のごはんはおかわりまでしました。

また、長年のお友達のIさんとも再会することができ、閉店が決まった阪急デパートでお茶を飲みました。いっしょに錦市場を歩いておみやげを買ったのは、心に残る思いでになりました。京都はおいしいものがいっぱいです。ヽ(^。^)ノ

この間、東京では雪が降ってたり、いろんなニュースが流れていたようです。
とくに川村たかし氏、逝去のニュースには驚かされました。

でも、うれしいニュースも。
Be子どもの本でご一緒の濱野京子さんの『トウキョウ・クロスロード』(ポプラ社)が坪田譲治文学賞をとられたそうです。(大拍手)
朝からおめでとうメールがいきかってます。遅めデビューの濱野さんですが、大変な実力派で、先日もJBBY賞をとったり、最近の活躍は際立っています。

さて、週末はわたしはまた、冬の新潟・金沢に旅立ちます。体力のないわたし・・・、無事に帰れるでしょうか!

2010年1月30日(土)
春が早い

昨日帰ってきたら、鼻がぐずぐず。え???花粉。早すぎる!
ここ二、三日、暖かいと思ったら、今年は早いようです。ああ~、マスク生活の始まり。少し憂鬱な季節です。

さて、末吉先生のホームページでご存じかと思いますが、鬼の編集長 野上暁さんが、また、すごいことを始めました。日本ペンクラブに子どもの本の委員会をつくってしまいました!
シンポジウムのメンバーが豪華です。
  落合恵子、角野栄子、小林豊、さくまゆみこ、末吉暁子、那須正幹、
  那須田淳、ひこ・田中、森絵都、令丈ヒロ子(日本ペンクラブ「子どもの本」委員)
    進行役 野上暁(日本ペンクラブ「子どもの本」委員長)

わたしは旅行中で行けませんが、なかなかない豪華なメンバーの話、ぜひ、みなさん足をはこんでください。

日本ペンクラブ「子どもの本」委員会発足記念シンポジウム
絵本・児童文学・マンガ・ヤングアダルト
世界の将来が不透明な中で、子どもの本は次世代に向けて何をどう伝えていくのか? 
その可能性を問う!

○開催日時・会場・入場料
 開催日    2010年2月5日(金)
 時間    18時00分開場、18時30分開演、20時30分終了(予定)
 会場    東京ウイメンズプラザホール(150人収容・先着順)
 入場料    500円

この件についてのお問い合わせは、日本ペンクラブ事務局まで
 〒103-0026 東京都中央区日本橋兜町20-3 電話03-5614-5391 
2010年1月29日(金)
本日のスープ

ももたろうのセイノさんが、お手紙と本を送ってくれました。『本日のスープ』猫の写真集です。
この猫、目力がすごく強い! なんともいえない表情をしています。
求龍堂のホームページによると、とても売れてるみたい。
わたしが、元気になれますようにと、セイノさんのひとこと。
ありがとうございます。


あっという間に一月も終わりに近づきました。
明日は児文協の集まり。そのあと、2月の1,2,3日は仲良しの先輩や友だちと冬の京都旅行です。
続けて、わたしは家人の出張につきあって、冬の金沢へ! 花粉が本格的になる前にと、あせって遊びの計画をいれました。果たして、わたしの腰はもつのでしょうか?

作品のほうは、初春に偕成社のアンソロジー「放課後の怪談」が出て、そのあと、月刊絵本が出ます。
あとは、ハッピーズの2巻も夏ごろには、だいじょうぶだと思います。
そのほかは、今、書きなおししたり、種をまいて、芽がでろ、芽がでろと念じていたりしているところ。だから、今年の終わりか来年以降の企画になりそう。
1月から、来年なんて実にのんびりした話ですが、出版社も点数を控えていて各社、厳しい状態です。もちろん、それを超えるすごい作品、売れる作品をを書ければいいんだけれど、なかなか(-_-;)。
まあ、、ボチボチ声をかけてくれる編集者さんもいるし、やっぱり書くのはおもしろいので、なんとかがんばって、来年には、長編をだしたい☆彡応援してください。(#^.^#)

(写真は、本日のスープのネコです)

2010年1月26日(火)
ラジオドラマ
ももたろうの同人、月野あかりさんが、2009年度 第30回 BKラジオドラマ脚本賞の最優秀賞をとられました。すごい快挙です。その作品『ルカをよろしく』が1月30日にラジオドラマとして放送されるそうです。FMシアターとして22:00から22:50。
前から脚本の勉強をされていて、賞をとったりされていた月野さん。それにしても、最優秀量というのには、ももたろう同人、うれしく驚かされました! かなり権威のある賞のようですし、それになにより、最優秀賞というのは簡単にとれるものではないです。長年書いているわたしはしみじみ実感するところ。あらすじを読んだだけでも、とてもおもしろそうです。
興味がある方は、2009年度 第30回 BKラジオドラマ脚本賞を見て、聞いてくださいね☆
2010年1月23日(土)
南極料理人

映画、南極料理人を見てきました。ちょうど今日は、近所の映画館でトークショウがあると聞いたからです。そのせいか映画館は満員。
なにかものすごいドラマがあるわけではないのですが、ほのぼのした南極隊員たちの生活とおいしそうな料理の数々がとってもあっていて、役者さんも自然体の演技で、見ていた気持ちよくなる映画でした。
ほのぼのといっても、日本から遠く離れた南極。いろんなことが起こります。見終わると、ラーメンが食べたくなりますよ。
トークショウで若い沖田監督は松葉杖姿で登場。北海道でロケしたことや、食べ物のシーンが多くてむずかしかったことなどを話してくれました。
去年の夏にロードショーしたこの映画。初監督作品だとか。次の作品の構想も決まっているらしい。次はどんなおもしろさに挑戦してくれるのかな。

2010年1月22日(金)
児童文学評論

毎月、メールでおくってくる児童文学のメルマガ。こんかい、No144-02の絵本篇で、ほそえさちよさんが、『のはらのスカート』を取り上げてくれました。ありがとうございます。(ここでつぶやいても、聞こえないでしょうが)
一面ちょうちょが飛んでいるシーンを気にいってくれました。南塚さんの絵のよさがとても出ているところです。
わたしも、このページが大好き!

この絵本篇の最後に、このところの絵本雑感をかかれている。ワンアイディアをバリエーションをつけて短いスパンで刊行される状況について、疑問をなげかけています。
この雑感の視点、おもしろいと思いました。
絵本は、低年齢から読めるようにするため、単純なストーリーが増えているような気がします。絵と文がひびきあわないと、絵本のよさはないのですが、絵の迫力だけの絵本もあるような気もします。
なにを絵本にするのか、どうして、そのアイディアを絵本にするのか、ほそえさんの問いかけ、わたしもかみしめてみようと思いました。

2010年1月21日(木)
ちょっと遅めの新年会ラッシュ

昨日の夜は、Beこどもの本の勉強会と新年会でした。Beは長い歴史のある会のようで、新米のわたしは行くたびに、いろんな方と出会えてとても楽しいです。
今回の課題図書は、『トゥルービリーウァー』小学館 翻訳ものです。散文のような文体に好き嫌いが分かれました。わたしは、なかなか好印象だったのですが、わたしの読み方はまだまだ浅いのかも。
とにかく大勢の人とわいわい本について語るのは楽しい。
昨日も、フレッシュな方が入られ、新年会も盛り上がりました。今年もBeのメンバーは多方面で活躍されそうです。

また、明日は、ママ友たちとのランチ新年会。土曜日にも、ちょっとした会があり、新年会ラッシュ。花粉の前のひとあがき(?)でしょうか。

2010年1月19日(火)
鎌倉散歩

春のような陽気に誘われて鎌倉に散歩しに行きました。
鎌倉は、あこがれの土地です。お花も咲いてなくて、木々も寒々していましたが、その分観光客も少なく、落ち着いた鎌倉と出会えました。
去年、ももたろうで合宿したことなど、思いだしたりしました。
右の写真は、上が長谷寺から海を眺めたところ。下は、ご存じ、鎌倉大仏。日曜日に買ったデジカメをさっそく使いました。今年から上下、二枚の写真が載せられます。

実は、お話の舞台として使いたいために、実際に歩いて確かめに行ったのですが、行ってよかったと発見がいくつもありました。
また、江ノ電からきれいな海も見られて、気分もリフレッシュです。

でも、なんでこの時期に行ったかというと、2月になると、こわ~~い花粉が飛ぶから。
そろそろ花粉の飛ぶ時期など、うわさになっています。
今年は、去年ほどではないとか。
去年は苦しかったので、この予報を信じたい。
大好きな春なのに、花粉のため楽しめないのは残念。今のうちに、出歩いておかなきゃ!

2010年1月18日(月)
家電戦争

昨日は、実家によった帰りに池袋で、デジタルカメラを買いました。北海道でなくした後、買う機会をのがしていたから。
池袋は、ビックカメラが何軒もあるうえに、三越の跡が大きな山田電気になっており、サクラやまであり、もう、家電量販店がひしめきあってすごい状態。どの店も呼び込みをやったり、ちらしをくばったりしているから、もう、お祭りのような騒ぎです。
もう、どこで何を買っていいのやら・・・・。
うろうろすること、30分。人ごみをかきわけ、すすめられるままに、なんとかデジカメを買うことができました。家人は、家電を見ているだけでわくわくするらしいのですが、わたしはどうも。(-_-;)
でも、これで二月に作家仲間で行く京都旅行の写真がとれ、ここにも、アップできます。楽しみにしていてね。

そのあとは、ジュンク堂池袋店へ。池袋店は初めてです。子どもの本は8階。夕方いったのに、すごく大勢のお客さんでにぎわっていました。こんなに子どもの本売り場がにぎわっているなんて、びっくりです。
そこで、迷いに迷ってあまんきみこさんの『もう いいよう』ポプラ社を買いました。
あまんワールドはいつまでたっても、さびつかきません。永遠のあこがれです。
で、なにと迷ったかというと、柏葉幸子さんの『つづきの図書館』講談社。山本容子さんの表紙がステキでした。これは、次に買うことに・・・
Beのお仲間の濱野京子さんの新作『甘党仙人』理論社も平積みされてました。
濱野さんの快進撃、まぶしいです。

2010年1月15日(金)
とめはねっ!

灯台2月号に「てつだいマウスのハッピーズ」の紹介がのりました。漆原さんが書いてくださりました。ありがとうございます。

さて、お正月期間もすぎ、テレビは新番組が始まっています。その中、わたしの注目はNHKの「とめはねっ!」
原作は漫画。書道の部活がテーマです。わたしの知らなかった書道の世界。主人公が、「きれいな字をかきたい」って思いが、悪筆のわたしには、よ~くわかります。
また、早くうまくなりたいとあせる主人公にも、めちゃめちゃ共感しちゃいます。
それにキャラづくりの参考にもなります。性格が正反対のふたごなんて、よく考えたと感心。
これからどういう展開になっていくか。
それにしても、漫画の世界は、いろいろ見つけてきますね。視野が広い感じがします。
毎週木曜日、8時からです。

2010年1月10日(日)
山本容子展

今日は、調べ物がしたくて、府中の図書館に行きました。5階建てのきれいな図書館で資料もそろっているし、読書席もたくさんあります。一階には、カフェもあって、おしゃれな感じ。国分寺の図書館は、せまいので、こうやって近隣の図書館で調べ物をします。

そのあと、晴天につられて、大国魂神社にお参り。たくさんの人出で、今日もにぎわっていました。おみくじがよかったのに気をよくして、帰り道、府中の伊勢丹にいったら、なんと山本容子展を開催していました。それもちょうど、ご本人が来店して、サイン会をしているというではありませんか!
なんとグットタイミング!
さっそく行って、『雪だるまの雪子ちゃん』を購入。なが~い列にならんで、絵つきのサインをもらいました。山本容子さんは、女優のようにきれいで、サインしたり、写真撮影におうじたり、にこやかに応対していました。
展覧会は、『山本容子の時をこえる少女たち展』といい、かぐや姫など、日本の古典の少女たちが華やかに描かれていました。
雪だるまの雪子ちゃんの原画もあり、思わずほしくなったほど。たくさん売れていました。偶然の出会いで、なんだかハッピーな一日。
今年はいいこと、ありそう・・・なんて舞い上がっています。

2010年1月6日(水)
降ってくる・・・

昨日から、仕事が始まり、家人も息子も会社へ。ずっと冬休みだった娘も、明日から学校です。寂しくなります。

そろそろわたしも、始動しなければ。でも、あまりにものんびりしたお正月で、のんびりムードにひたってしまっています。
でも、発見もありました。どうしても動かなかった話の転回が、のんびりしている時、ふっと思いついたから。まるで、空からふってきたのを受け止めたように。
どうにかしたくて、あくせく考えてた時は、まったくわからなかったことが、ああ、そうすればいいんじゃん・・・と、のんびりの時に思いつく。
創作って不思議です。ただ、机にかじりついていれば、いいわけじゃないのだから(-_-;)。そこが、おもしろいけどね
でも、思いついても、書かなければしかたない。のろのろエンジンだけど、前にすすまなければ。

お正月、わたしの予定だと、『1Q84』を読破するはずだったのですが、むすめが貸してくれた漫画『聖☆おにいさん』を読んだら、それがおもしろくて、全然予定どおりにいきませんでした。
この気が散りやすい性格・・・・この一年が思いやられます。

2010年1月2日(土)
あけましておめでとうございます!

2010年になりました。元旦から天気がよくてすがすがしいお正月です。
でも、我が家は、家人が風邪で寝込むという、残念なスタートとなりました。風邪などめったにひかない人なので、鬼のかく乱です。
でも、だいじょうぶ。暮れに仙台松島に旅行し、きれいな初日の出も見てきました。お参りもしてきました。おみくじも大吉。年初めの大吉はうれしい。今年はいいことありそう!
仙台旅行で、びっくりしたことは、電車のドアがボタンをおさないと開かないこと。
どうして開かないのかとぼうっとしていて、おばちゃんが「ボタン」とおしえてくれなければ、乗り越したところでした。(-_-;)
この後、風邪の家人を残し、実家にあいさつにいけば、わたしのお正月は終わり。
そうそう、録画した紅白も後で見なければ・・・。
それにしても、テレビ番組がつまらない。特に特番は、CMも多いし、名場面を何回も繰り返すし、ちょっと見て飽きてします。こんなにつまらなければ、本にもチャンスがあるかもと思ったりもして。

さてさて、今年の目標は、なんとか長編を完成させること。でも、あせらず、じっくり取り組みたい。
あと、もうひとつ、今年は、4月から、児文協の創作教室の講師を務めることになった。中野良隆さんと交互で、一カ月に一度がわたしの番になる。童話作家になる講座の縁で、声をかけていただいた。
まだまだ、勉強中のわたしでいいのかという思いはあるのだが、勉強中のわたしだから伝えられることもあるかと思う。
興味がある方、ぜひとも、いらしてほしい。

そんなこんな、今年もよろしくお願いします。