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ネイルアート



爪を噛むのは、思い通りにいかない時にするジェスチャーですよね。

私は、小学生の時に爪を噛む癖がありました。

それは、可愛い女の子の「引き立て役」をしていて

はがゆい気持でいたからでしょう。


数年前の事ですが、私は

ネイルアートに凝った時期がありました。

自分の思いを爪で表現する
為、マニキュアを買い込みました。

並んだ色取り取りのビン、派手なシールを見て

シンナーに包まれた部屋で、気が済むまで爪を飾っていました。

左手でイラストを描くのが難しくて、いつもビーズやシールばかりの爪。

はまると面白い物で、時間も音楽を聞いて何気なく過ぎていきましたね。


仕上がった爪を見て「今日の爪のタイトル」なんぞを付けていました・・

おお、今日は「荒波の囁き」だ。「雨音の発表会」だ。

「憂いのロンリーハート」だ。

・・と、おバカなタイトルを付けているうちに、私はハッとしたんですね。

思い通りにならない
心の叫びが、爪に現れていた事に・・・


私は爪をキレイに飾っていたのではなく、不満を描いていたのでした・・・


私の友人の1人に、ネイルアートの素敵な女性がいます。

プロにしてもらっているから当然だけど、友人の爪は

いつも明るい色をしています。花が描いてあります。

彼女は、キレイな心を持った女性なのです。

だから私は、彼女の爪を見せてもらう度、
HAPPYな気分になれるのです。

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