〜オーストラリアに行ってきた〜

2002年9月10日〜9月16日
「この日しかない」日程でオーストラリアにいってきた。

その7 いよいよ最終日
9月15日今回の旅行の最後の日だ。ブリスベンに出て買い物をして、シティキャットに乗ることにした。市街を蛇行するブリスベン川にはシティキャットという水上船が行き交っている。バス乗り場のような乗船所を見下ろすテラスレストランで昼食。メニューには日本語はない。中華の時にはむっとしながら、今回は「。。。。。」イタリアンであることと値段だけがわかる。頼みのSAKKOもメニューはよめるがそれがどのようなものなのかがわからん!という。無理もない。日本にいた時から我が家の子供達はお洒落なレストランや高級料亭には縁がない。案の定私達が注文したものは「多すぎると思うのでこれとこれにしたら?」とベッカムみたいなハンサムなギャルソン(これはフランスか?)が忠告してくれた。ともかく指示にしたがってサンドイッチのようなものをいただいた。
船着場にずらりと行列がみえる。通勤にもつかわれているという。
船頭さんが大きな声でなにやら叫んでいる。
「ダウン!ダウン!。。。」
「えっ?あれは下流行き?」
「わたしらは上流行きに乗るんやで」「でも船は上流むいてるで」
「ダウン!ダウン!」と再び船頭さんは叫んだ後ゲートをしめた。
「くるっとまわってから下流にいくんや。きっと」
しかしその船はまっすぐ上流めざして出航していったのでした。
つまり
船頭さんはこう言っていたのでした。
「もうみんな乗ったかい?今そこにたってるあんたら、下流(ダウン)へいくんやね。いいか?あんたら下流やね?もうしめるよ。ほんまに下流へいくんやね。」と何度も念押ししてくれていたのだった。
かくして私達は30分後の船にのるはめになったのでした。
しかし木々にかこまれた川岸をながめながらの水上バスはこの上なく快適であの船にのるためにもう一度ブリスベンに行きたいと思うほどの気分でありました。
夕方ブリスベンのバス停で私達(ここでなぜか2人残っている)はSAKKOと別れ,ゴールドコーストのホテルにもどっていったのであります。
バス停で一人残り私達を見送ってくれる姿をみていると彼女が数年前にたった一人ではじめての外国へむけて旅立っていった時の気持ちが思い起こされ胸がいっぱいになった。
ブリスベンにまたきっと行くからね。

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