Outside
2年目の農業へつづく
10月30日(水)
はじめての米作り最終回。
うすひき(もみをおとして玄米にする)を終え、Yさんの米作りは大成功。
みごとな新米が産出された。田んぼを維持するというかんじで米作りをつづけてきた我が家にとっても新鮮な経験だった。苦労して植えた稲だからこそ苦労して育て,苦労して刈り取る。そして感謝して大切にする。
いろいろなことを教えられた気がする。
はじめての米作りは最終回となりましたがYさんの米作りはこれからも続く予定です。野菜畑も次々にひろがっています。

10月27日(日)
脱穀無事終了。ほぼ10年ぶりの脱穀機の登場に不安が一杯だったが見事に10袋の籾が収穫できた。Yさん家族が機械からこぼれおちる籾をみのがさず懸命にひろってはまた機械にもどしておられる姿をみると農家の原点を見るような気がした。こうして少しずつ「米」の姿がみえてくる。

10月10日(木)
Yさんから写真が届いた。
「穏やかな秋日和が続いていますが、今日は畑仕事はお休みです。
刈り干しの写真を送ります。HPに載せて頂けたら幸いです。今日のような天気によく似合う、穏やかでどこか懐かしい感じがしていつまでも見飽きない風景ですね」とコメントが添えてあった。


ダテ脚に見事にかけられた稲穂。
このまま2週間ぐらい天日干しをして次の作業は脱穀です。さて、10年ぐらい使用していない我が家の脱穀機は無事に動いてくれるでしょうか。


10月7日(月)
とうとうやった!2002年10月5日(土) 晴天に恵まれYさんの水田は見事に稲刈りを終えた。Yさん家族全員が参加。100万馬力のお嬢さん達と少しの落穂も見逃さない息子さん。後輩のUさん夫妻がもくもくと助けてくれる。夕陽に稲穂をかざして記念撮影にはげむY夫人。みんなが懸命に無邪気になった1日だった。最後の稲穂は誰が刈り取るか?とファイト満々だったお嬢さん。3株の稲穂だけなぜか最後まで、刈り取らずに残してありました。きっとお父さんのために残しておいたんでしょう。その夜は楽しく楽しくみんなでお酒を飲んだ。

9月27日(金)
Yさんの田んぼにずいぶんご無沙汰していた。手作業の稲刈りについて各方面から懸念の声があがっているようだがYさんはひるまない。
夏の畑の整理も終わり、トラクターを見事にあやつって、秋の畑の準備もできていた。
掘り上げたサツマイモをいただいた。芋のつるでつくったきんぴらもいただいた。ほんのりお芋の香りがする逸品だった。
きんぴらはYさんの手作りだがY夫人もまた畑でとれた野菜をいろいろ工夫してつくられる。「不出来?な野菜でもすてられません」という言葉に脱帽。
9月8日(日)
Yさんの水田も大詰めを迎えた。そろそろ稲刈りの準備にかからねば。
ここ数年収穫作業も委託していた我が家。はたして稲刈り機(バインダー)は動くのか?そして脱穀機は?点検の結果何とか動きそうである。
夏野菜の収穫を終え、秋野菜の植付け準備に精を出すYさんと稲刈りの日程を相談。Yさんは「鎌を用意する」という。稲刈り機を使用するとしても確かに「鎌」もいる。ところがそうではなかった。Yさんは「稲刈りすべてを手作業で」と考えていたのでした。「時間と人手さえかければできなくはない。だめとなれば機械を使おう。」ということになった。

さて、手作業となれば刈った稲を束ねる藁(わら)がない。機械化によって藁の存在も忘れられていたのでした。籾(もみ)が育ち、苗となり、稲穂をつけ、かりとられ(稲刈り)つみとられ(脱穀)残された藁が田の肥やしとなり、むしろやぞうりやみのやかさなどの生活用具になるとともに翌年の農作業にかかせない材料として使われてきたのでした。藁のかわりに「機械用の麻紐を藁ぐらいの長さに切って使えばいい」らしい。
さてどうなるか。
8月26日(月)
水田にも秋の気配が見え始めた。Yさんの水田は稲穂がたれ始めている。実るほど頭を垂れる稲穂かなといわれるのは本当の話です。少しの成長の違いで、まだ頭を垂れていないのが我が家の水田です。.
二上山と夕日に包まれて収穫を待ちます.

8月18日(日)
我が家の水田にも水が入った。そろそろ穂が見え始めている田もある。
虫害をふせぐための薬剤が配られた。農業での地域のつながりから、自分の水田だけ薬剤をつかわないわけにはいかない。害虫が発生した時に近隣の水田に被害を及ぼすことになるからだ。
有機農法というのは一般に考えるほど簡単なことではない。

8月13日(火)
Yさんの田んぼには水がはいり、あぜがきれいに塗りなおされている。
水田は文字通り常に水を保っている必要があるため水がもれないように壁塗りをするように水田の泥であぜを塗っておくのですが、ひでりが続くとひび割れが生じて水がもれてしまうのです。一方我が家の水田は水源から離れているため、なかなか水がはいりません。すっかり干からびて地割れ状態。水路をさかのぼって樋をあけて水が来るのを待ちます。

8月3日(土)
Yさん父子が朝早くから我が家の田んぼの肥料まきにきてくださった
指導役のはずの我が家がすっかりYさんにリードされている。一反(10アール)の水田を肥料のバケツを肩からさげて往復する仕事。おまけにYさんの畑でとれた野菜でつくったイタリア風のおかずまでいただいた。
我が家の田んぼも例年になくすっきり手入れされている。

8月2日(金)
アメニモマケズカゼニモマケズナツノアツサニモ。。。Yさん父子の田んぼ姿をみていると、ふと思いだした。そうだった!Yさんは若い頃、宮沢賢治を彷彿させる学生だった。年を経てそのことをすっかり忘れていた私である。Yさんの心のなかにずーっと賢治はいきつづけていたのだろうか。 

                        
7月31日(水)
Yさんの稲は順調にそだっている。今日は父子で草取り。田んぼの水はしばし抜いて干している。明日も草取りの続き。大変です。
                
7月26日(金)
この暑さで畑を見に行っていない。Yさんにもごぶさたしている。先日は仕事の仲間と琵琶湖に旅行した。ホテルの窓いっぱいに広がる湖面をみていると心が癒された。小学校から、学校の授業に登場する琵琶湖ではあるが、すばらしさを実感したのはごく最近のこと。もったいない気持ちになる。



7月16日(火)
日曜日にYさんの畑ではじめてできたスイカを頂戴した。みずみずしく甘かった。我が家のスイカは葉が生い茂るばかりでスイカの姿が何処にも見当たらない。一体どうなっているのか。


7月13日(土)
明日は先輩のYさんが田んぼの様子を見に来られる予定。
はじめての米作りに挑戦されています。夏野菜を作りながらの水田の管理は結構大変です。我が家の機械植えの水田に比べて、育ちがいいように見えるのは気のせいでしょうか。田植えの様子を写したビデオを見ると忘れていたなつかしい日本の風景が再現されていました。

7月のある日
私の家は神社と森の近くです。
大きなクヌギの木にはカブトムシやくわがたがやってきます。
夜にはみみずくもないたりします。
あなたも一度living roomに遊びにきませんか?